株式会社ユー・エス・エス/上田写真製版所 ブログ

社会貢献

◆ユー・エス・エスが取り組む社会貢献~エコロジー印刷で環境負荷低減を推進しています【用紙編】

エコロジー印刷で環境負荷低減を推進しています【用紙編】(株式会社ユー・エス・エス)

こんにちは。
東京・護国寺のデザイン制作会社、株式会社ユー・エス・エスです。

当社は社会貢献活動として「エコロジー印刷の推進」に取り組んでいますが、前回に引き続き今回は、当社で推進している「環境に配慮した用紙」についてご紹介したいと思います。

環境に良い用紙とは?

環境に良い紙というと、「再生紙」や「エコ用紙」と呼ばれる紙を思い浮かべると思います。近年では、再生紙だけでなく、環境面の配慮から原料を木材としない紙も多く製造されることから、そうした紙をまとめて「エコ用紙」と呼ぶようになってきました。ですから、再生紙もエコ用紙の一部ととらえられています。

◇回収された古紙からリサイクル「再生紙」

再生紙について(株式会社ユー・エス・エス)

再生紙は「古紙を再生した紙」です。古紙再生は、古くから日本に根付いた紙の再利用方法で、現代でも古紙のゴミ分別などで一般的に馴染みがあるのではないでしょうか。
2021年の紙・板紙(いわゆる段ボール)の古紙回収率は81.1%、古紙利用率は66.0%で、日本は古紙の回収システムが整備されていることから、回収率・利用率ともに世界でもトップクラスです!

再生紙は主に、新聞や雑誌、段ボール、ティッシュペーパーなどに使われていますが、それだけではなく、最近ではSDGs活動の一環で、企業などでも名刺やコピー用紙などに常用的に利用されるようになっています。
また、オフィスで排出される多くのコピー用紙を回収して100%の再生紙に生まれ変わらせるリサイクル活動もあり、当社も参加しています。

再生紙使用(R)マーク

Rマークとは、再生紙の利用促進・普及啓発のために作られたマークです。
再生紙は古紙配合率が1~100%のものになりますので、マークには「古紙配合率を示す数値」と「古紙パルプ配合率〇%再生紙を使用」という表記が必要になります。
再生紙の利用は、ゴミの減量や森林保護の面でとても重要なのは言うまでもありませんし、印刷物にRマークを入れることによって、環境保護絵の取り組みをアピールすることができます。

◇木材以外の原料で作られたエコ用紙「非木材紙」

非木材紙などについて(株式会社ユー・エス・エス)

これまで紙の原料といえば木材が主流とされてきましたが、現在では森林破壊やCO2排出などの環境負荷がかからない素材(バガス、竹、コットン、藁など)から作られる紙が注目されています。※バガス:さとうきびを搾った残りかす

そのほか、食品など加工時に排出される未使用の繊維をリサイクルして古紙などのパルプを混ぜ合わせて作る「シリアルペーパー」や、間伐材(木を間引き伐採する過程に出る木材)を利用して作る「間伐材紙」などもあり、いずれも資源の有効活用や、独特の風合いを得るためにも使われています。

まとめ

以上、環境に配慮したエコ用紙をご紹介しましたが、環境にやさしい印刷を心がける際にこのような用紙を選ぶほかにも、
・印刷用紙が余らないようにできるだけ枚数を少なくする
・無駄の出ない印刷サイズを心がける
ことも現実的な心構えとして大切です。

環境のことを考えるのが当たり前になったこの時代、印刷工程や、紙の原料・製造方法などを知り、環境負荷をできるだけ軽減する方法を取り入れていくことが、未来の地球を守る第一歩なのではないでしょうか。

ユー・エス・エスでは、環境に配慮した印刷方法・用紙をお選びし、お客様のご要望に合わせた仕様で、高品質かつ環境にベストな印刷をご提案いたします。

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