株式会社ユー・エス・エス/上田写真製版所 ブログ

社会貢献

◆ユー・エス・エスが取り組む社会貢献~エコロジー印刷で環境負荷低減を推進しています

エコロジー印刷で環境負荷低減を推進しています(株式会社ユー・エス・エス)

こんにちは。
東京・護国寺のデザイン制作会社、株式会社ユー・エス・エスです。

このブログをご覧になっていらっしゃる、、ということは、印刷における環境への影響にご興味をお持ちのことと思います。

お察しの通り、印刷業は、昔から環境問題と深く関わりのある業種です。
従来の印刷は、紙の原材料を得るための森林伐採、インキの揮発性有機化合物の排出、印刷工程で生じる有害物質や廃液、設備使用時のCO2排出など、地球環境に多くの影響を与え続けてきました。

しかし、今や環境問題は地球規模で喫緊の課題となっており、企業もCSRやサステナビリティ方針を策定し、環境保全の取り組みが活発化しています。
そうした流れから、昨今では印刷物制作においても環境負荷低減を求める声が増えてきました。

印刷に関わる環境問題は、以下のように大きく分けることができると思います。

  • インキなど材料の問題
  • 印刷工場設備の問題(空気汚染・廃水、CO2排出など)
  • 使用する用紙に関わる問題(リサイクル・素材など)
印刷に関わる環境問題(株式会社ユー・エス・エス)

当社はクライアントの企業様に、このような問題に対して環境保護に対応した印刷をご提案しておりますので、ご紹介します。

環境対応インキ

植物油インキ
再生可能な大豆油・亜麻仁油・ヤシ油・パーム油など植物由来、またはそれらをリサイクルした再生油で生成されたインキです。石油系に比べて生分解性があるため、環境負荷低減に寄与しています。

ノンVOCインキ
従来の印刷物に多く使われてきた油性インキは、大気汚染の原因となる有害物質VOC(揮発性有機化合物)が含まれています。ノンVOCインキはその石油系溶剤を1%未満に抑えており、植物油インキよりもさらに進化した環境対応型の印刷インキです。

印刷工程での環境配慮~「水なし印刷」

環境にやさしい、廃液を出さない画期的な技術
一般的な印刷(水あり印刷)に使用される湿し水は有害な物質が多く含まれており、環境に悪い影響を与えていました。「水なし印刷」は、湿し水の代わりにシリコーンを使い、廃液を出さない環境保護印刷の代名詞ともいえる印刷システムで、社会の環境保全に大きく寄与しています。

より高精度で美しい仕上がりに
水なし印刷は、水あり印刷と違いインキが水でにじむことがありません。点の一つひとつがくっきりと再現され、水あり印刷よりもデータ通りに正確に、高精細で美しく仕上がります。

カーボンオフセットが認められる
水なし印刷は、従来の印刷に比べて温室効果ガスの削減努力が認められたため、「カーボンオフセット」を受けられるようになりました。水なし印刷にすることで、企業の積極的なエコロジー活動のアピールになり、環境的付加価値を高めることができます。

水なし印刷の印刷工程((株式会社ユー・エス・エス)

◇印刷に関わる電力を「グリーン電力」で

グリーン電力とは、風力、太陽光、バイオマス(生物資源)などの自然エネルギーにより発電された電力のことです。このような、自然エネルギーは発電するときにCO2を発生しないと考えられています。
印刷物の制作にこのグリーン電力を使用することで、脱炭素社会の実現に向けて環境に配慮した印刷物としてアピールができます。

当社は印刷物を制作する企業として、環境のために今できることを実践することが大切だと考えます。

ユー・エス・エスでは、環境対応印刷をトータルに考え、サステナブルな社会の達成に取り組む企業様を支援しております。
ぜひご相談ください。

次回は、環境に配慮した「再生紙を含むエコ用紙」についてご紹介いたします。

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