ユー・エス・エスブログより◆教えて!「社内報」づくりのQ&A⑪〈企画ってどう考えるの? 〉

当社では文字校正だけでなく社内報・広報誌・会報誌などのページ物デザインも承っております。今回はシリーズで「初めて社内報の担当になったけれど、何もわからない、何から始めたらよいのかわからない」そんな社内報のご担当者様のために、社内報制作についての基本をQ&A形式でご紹介していきます。
社内報のスタートアップにお役立ていただければ幸いです。

 


 

「伝えたいこと」「知りたいこと」をイコールで結ぶ

 

Q. 社内報は企画にしばりがあるように感じます。それでも社員は読んでくれるのでしょうか?

 

A. 会社側からのメッセージを「伝える」ことだけを考えていると企画に制限があるように感じるかもしれません。社員の「知りたい」ことと会社の「伝えたい」ことをイコールで結びつけるのが担当者の腕の見せ所となります。

 

たとえば「伝える」だけを企画にすると?? 「社長の年頭の訓示」や「中長期的目標の羅列」が並んでいるような誌面になりがちです。

けれども、「伝える」と「知りたい」を結びつけると?? 「社長の訓示」に対して、各部署がどのように考えていくのかといった動きのある記事を企画として考えられるようになります。

具体的にどんな企画が考えられるかを挙げていきます。

 

 

企画案① 〇企画タイトル:「リーダーたちが語る今年の取り組み」 〇企画内容:各部署の長に抽象的な訓示に対しての具体的な取り組みを語ってもらう。

 

社長の年頭の訓示が「前年を超える業績アップを!」だったとします。それを受けて、各部署の長はどのように取り組んでいくのか。発破をかけるのか、数字の目標を示すのか、内容はさまざまなものになるでしょう。それを企画に落とし込みます。

 

「クレーム増加への対応」「新商品の開発」「接客態度のマニュアルの見直し」「マナー向上委員会の設立」など、部署ごとにその目標に向けての具体的な施策が掲げられてくるはずです。自分の部署だけでなく他の部署がどんな目標を持っているのかを具体的に知ることができるのなら、社内報は意義あるものとなり、目を通す社員も増えるでしょう。

 

 

企画案② 〇企画タイトル:「目標達成までもう少し。わたしはこんなことに取り組んでいます」 〇企画内容:成績優秀者や周囲からの評価の高い人を集めた座談会企画。

 

半期や四半期ごとの数値目標が会社から掲げられたとします。それを達成するために、個人では何ができるのか。特に就業年数が短い人たちはやり方が見つからず、困っているかもしれません。そんな人たちに向けて企画を考えてみます。

 

座談会では出席者たちの成功事例、失敗したエピソードや願掛け、いざというときの最終手段、ポジションに上りつめた意外な方法などを語ってもらいます。雲の上のような存在だった人たちの素顔を知ることができ、役立つ情報が掲載されている社内報に関心を持つ読者が増えるかもしれません。

 

「伝えたいこと」だけを強引に企画に起こしても、読者は読んでくれません。読者の「知りたいこと」をつなげることで、「読ませる社内報」の企画になっていくのです。

 

いつでも社員の「知りたい」にアンテナを張っていることで、企画の制限は乗り越えられるはずです。

 

★POINT 会社のメッセージを伝えるだけではダメ。そこから社員の「知りたいこと」を深く掘り下げるのが社内報の役割と捉えましょう。

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