笑える?誤植の話題【結果オーライでは済まされない校正ミスについて】

 

 

 

誤植を見つけるのが本職の校正者にとって、誤植の話題は笑いがこみ上げるものもありますが、

同時に我がことのように肝を冷やす話題でもあります。

 

まず、年明け早々話題になった缶ビール「サッポロ 開拓使麦酒仕立て」の誤植のお話を。

缶に「LAGER」と表示すべきところを、誤って「LAGAR」としたまま製造されたため、

サッポロビール㈱は一旦発売中止を決定しましたが、中身の成分は問題ないうえ、

発売を切望する声が多く寄せられたために、一転、発売することとなりました。

(筆者はこの記事を読んで、以前パンフレット校正で「BRAND」が「BLAND」となっているのに

気づかなかったという痛い記憶がよみがえりました…)

 

 

それにしても、製品になってから誤植に気がつくとは驚きましたが、

コンビニ限定(ファミリーマート)に加えて、この誤植で話題沸騰し「むしろ飲んでみたい!」と

さらにレア度が高まったことで、この誤植缶の発売が決定したようです。

 

ある程度の認知度、固定のファン、SNSでの話題性から誤植が救われた好例かと思います。

 

 

 

 

もう一つは、両生類・爬虫類専門雑誌が背表紙にまさかの誤植。

有尾社さんという両生類・爬虫類の専門雑誌を発刊されている出版社様で、

冗談みたいな誤植がありました。

それは本来、「第4号特集「日本のイモリ」表紙に記載をするところを、

背表紙には「日本のヤモリ」と印刷をしてしまったそうです。

 

たった一文字で、致命的な間違いですね。

 

雑誌は既に発売されており、発売元の出版社様はTwitterで

「既にご購入いただいた皆様、申し訳ございませんでした」と謝罪、

「これはもうネタにするしかない」などと自虐ツイートしたところ、

これが思わぬ宣伝効果となったようで、21年12月現在、

2.4万件のリツイート、6万件の「いいね」と

大きな反響を呼んでいます。

 

 

校正ミスで意外と多いのが「大きな文字」のミスです。

タイトルなどいちばん目立つ文字を間違えると

取り返しがつきません。ですから、大きな文字は一文字一文字、

ゆっくり確かめるようにしています。

 

ご紹介したこの二つの誤植の話題は、大変なミスにもかかわらず、

かえって宣伝効果につながり「たまたま上手く収まった特例」と言えるものです。

 

 

本来、誤植は許されるものではなく、通常ならば全品回収され廃棄処分の上、

印刷の刷り直しとなり、大きな損害となってしまいます。

誤植のミスに気が付かなかった担当者は、気が気ではなかったのでは?

 

 

人間確認をしているようで、見落とすことは多々あります。

会社に大きな損害を与えることのないよう、皆さんの保険のひとつとして文字校正を

外部にお願いしては如何でしょうか?

 

(株)ユー・エス・エスではお客様のニーズにあったプロの目による文字校正をはじめ、

デザイン・印刷加工まで一貫したサービスをおこなっております。

文字校正でお困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください。

営業担当 栗原

 

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。