こんにちは。
東京・文京区護国寺に拠点を置き、社内報づくりを企画から取材、デザイン、校正、印刷までトータルでサポートする株式会社ユー・エス・エスです。
第14回のテーマは編集会議です。
「その場でひらめいた案を口にしたら注意された」「会議が長引いてなかなか結論が出ない」──そんな経験はありませんか?
編集会議は、自由に意見を出し合うブレストの場ではなく、内容を整理し、方向性を決めるための場です。
アイデアは、事前にまとめて持ち寄ることで、よりよい企画に育てていくことができます。
とはいえ、「思いつき」を完全に否定する必要はありません。大切なのは、アイデアを“どう扱うか”です。
今回は、編集会議で迷わず進めるための工夫と、活発な意見を形にするためのコツをやさしく整理しました。
A1. 編集会議は、社内報を発行日までにきちんと完成させるための「実務的な確認・合意の場」です。
そのため、資料や根拠のない“思いつき”は、判断基準がなく議題を脱線させてしまうことがあります。注意を受けたのは、アイデアそのものではなく、会議の目的とタイミングが合わなかったからです。
とはいえ、良い発想を消してしまうのはもったいないもの。次のように整理して活かしてみましょう。
また、読者アンケートや前号の反応を基にアイデアを膨らませると、根拠のある提案として受け入れられやすくなります。
🟢 POINT
ひらめきはメモに残し、次の機会に「根拠のある提案」として出す。会議を止めず、発想を活かすのが賢い進め方です。
A2. 編集会議は「決定の場」です。会議で結論を出すには、事前の準備が8割を占めます。
これらをそろえることで、会議の場で「決めること」に集中できます。
A3. 編集会議をスムーズに進めるための基本構成は、**「主要なテーマから確認・共有事項へ」**の流れです。
発散型(アイデアを出す)ではなく、**収束型(内容を確定させる)**で行うのがポイントです。
🟢 POINT
編集会議は“重い議題から軽い議題へ”の順で進め、最後に必ず共有・可視化。
口頭合意だけで終わらせず、**「見える化」と「記録化」**が成功の鍵です。
Q. 会議が長くなってしまいます。
→ 発散と収束を分けましょう。アイデア出しは「別会議」で行い、編集会議は「決定と確認」に限定します。
Q. 議事録が形骸化しています。
→ 要点だけでも構いません。決定事項・担当者・締切を即メモにして全員で共有を。
Q. 差し込み記事で進行が乱れます。
→ 里程表に「予備日」を設定し、差し込み時の調整ルール(写真流用・ページ圧縮など)を明確に。
編集会議の質は「準備」と「共有」で決まります。
思いつきを“資産化”し、議題を可視化することで、社内報づくりは確実にスムーズになります。
社内報づくりは、取材やデザインよりも「編集会議の質」で差が出る仕事です。
株式会社ユー・エス・エスでは、会議の設計支援から進行表の作成、議事メモのフォーマット提供まで、
企画・編集・デザイン・校正・印刷を一貫してサポートします。
会議を「話し合いの場」から「決定が生まれる場」へ──。
私たちが、貴社の社内報チームを確実に前へ進めます。
