株式会社ユー・エス・エス/上田写真製版所 ブログ

— サステナビリティレポート

◆第21回|図やグラフの「わかりやすさ」が、サスレポの印象を決める!

図やグラフの「わかりやすさ」が、サスレポの印象を決める!
図やグラフの「わかりやすさ」が、サスレポの印象を決める!


こんにちは。
東京文京区護国寺の文字校正が得意なデザイン会社、株式会社ユー・エス・エスです。

サステナビリティレポート(サスレポ)制作シリーズ、第21回です。

今回のテーマは「図版やグラフ」。
サスレポでは、文章だけでなく図やグラフを使うことで、情報を“見える化”し、読者に直感的に伝えることができます。
しかし、「どう作ればいいのか分からない」「色やデザインに迷う」という声もよく聞きます。
見やすく整理されたグラフは「この会社、ちゃんとしてるな」と好印象につながります。

■ なぜ図やグラフが重要なの?

  • 数値や実績を視覚的に伝えるため
  • 長文の中で“ひと休み”になる
  • 社内外の報告に転用されやすい
  • 投資家や取引先が直感的に把握しやすくなる

■ よくある“NG図版”とは?

NGパターン具体例改善例
色が多すぎて混乱赤・緑・黄・青・ピンク…伝えたい主軸がぼやける色を絞り、伝えたい数字だけを強調
説明がない「2023実績」だけで何を示しているか不明「2023年度CO₂排出量」など、内容が分かるタイトル・説明を入れる
文字が小さすぎる細字の6ptなど、印刷で読めない可能性あり文字サイズを大きくし、重要な数字や項目は太字にする
情報が詰め込みすぎ数値・注釈が重なり、主役が埋もれてしまう伝えたいポイントだけに絞り、項目数を3~4つ程度に減らす
グラフの軸や単位が分かりにくい/抜けているグラフの縦軸に何の数値か説明がなく、読者が意味を推測しなければならない各軸には必ず「何のデータか」「単位は何か」を明記する

■ わかりやすい図・グラフにする工夫

  • 主張したい軸を太く・明るくする(例:CO₂削減量だけ赤く)
  • 色数は3色程度に抑える(統一感が出て読みやすい)
  • 凡例や注釈を省かない(読者が自力で理解できるように)
  • 縦棒/横棒は目的に合わせて選ぶ
     └ 期間比較:縦棒グラフ、項目比較:横棒グラフ

■ 実際の現場ではこんなことが起きがち…

  • 「デザイナーに任せたら、かっこいいけど読みにくい」
  • 「内容が固まる前にグラフだけ先に作らされた」
  • 「エクセルのまま貼ったら、色がくすんでしまった」

■ プロの手が入ると、こんなに変わる!

Before(改善前)After(改善後)
色が散らかっている   ➡キーカラー+グレーで統一感
小さい文字が多い    ➡情報を絞って、見出し+数字だけに整理
横長のグラフが縮んでいる➡デザイン比率に合わせて最適化
データの信ぴょう性不明 ➡出典を明記・注釈を追加

▶まとめ

  • 図やグラフは“読み手との会話ツール”
  • 数字の「見せ方」で企業イメージが変わる
  • 社内制作でも、少しの工夫でプロ品質に近づける!

📩 わかりやすいビジュアル、つくりませんか?

当社では、サスレポの図版・グラフ制作も対応可能です。

  • キーカラー設計
  • レイアウト統一
  • 編集者目線での整理整頓
    など、読み手が“パッと見で理解できる”図づくりをお手伝いします。

もちろん、印刷・Webどちらにも対応OK。
「図がまとまらない」「伝わる気がしない」とお悩みの方は、ぜひご相談ください!

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