こんにちは。
東京文京区護国寺の文字校正が得意なデザイン会社、株式会社ユー・エス・エスです。
サステナビリティレポート(サスレポ)制作シリーズ、第22回です。
今回のテーマは「出典」と「注釈」。
数字を使ったグラフや実績紹介は、“出どころ”が不明だと一気に信頼感を失います。
この記事では、伝わる+信頼されるためのポイントをやさしく解説します。
読者は、数字を見るとこう考えます。
出典を明記することで、次のようなメリットがあります:
NGパターン | 理由 |
---|---|
「経済産業省より」だけ | どの資料の、何年版か不明 |
「●●社調べ」だけ | 具体的な調査名・時期・母数が不明 |
URLだけで引用 | サイト構成変更でリンク切れのリスクが高い |
英語の出典を日本語で略す | 原典と一致せず、正確性に疑問を持たれる可能性 |
基本の型はこちら:
出典:経済産業省「●●白書(2023年版)」p.12
出典:当社顧客アンケート調査(2024年3月、n=1,200)
出典:国連環境計画(UNEP)公式サイト(https://●●)
🔍補足:レポート全体の末尾に「参考文献一覧」を設けるのも◎です。
注釈は、表や図のそばに小さく添える情報です。こんな場面で役立ちます。
例:
※従業員数にはパート・アルバイトを含む
※CO₂削減量は2022年比
読者の疑問を“先回りして解決する”のが、注釈の役割です。
✅ 情報の出どころが明確か?
✅ 年度・調査時期・対象などが記載されているか?
✅ 注釈はグラフの近くに配置されているか?
✅ 記載内容が冗長すぎていないか?
✅ PDFとWeb両方で読めるように設計されているか?
当社では、読み手に伝わるサスレポ設計のサポートをしています。
「この出典で大丈夫?」「この注釈、ちゃんと伝わるかな?」など、細かい疑問にも編集者目線で丁寧に対応します。
図の構成から注釈の配置まで、お悩みがあればぜひご相談ください!