サスレポでインタビュー記事を成功させる「構成と進め方」まるっと解説します!
こんにちは。
東京文京区護国寺の文字校正が得意なデザイン会社、株式会社ユー・エス・エスです。
「サステナビリティレポートに、インタビューってどう載せればいいの?」
これは、最近よくいただくご相談です。
- 何を聞けばいいか迷う…
- 誰に頼むべきか分からない…
- 書いたあと、うまくまとまらない…
そうしたお悩みにお応えして、今回は「インタビュー記事をサスレポに載せるときのコツ」をわかりやすくお伝えします。
なぜインタビューを載せるの?
サステナビリティの取り組みは、「制度」や「方針」だけでは伝わりません。
実際に動いている“人の声”があることで、読み手に温度感が伝わります。
たとえば──
- 現場社員が語る「変化の実感」
- 管理職が語る「試行錯誤のプロセス」
- パートナー企業が語る「期待と連携」
これらの声が加わることで、サスレポは“ただの報告書”から、“伝わる冊子”に変わります。
インタビュー対象、どう選ぶ?
目的に合わせて、こんな方が候補になります。
目的 | 対象例 |
---|
社内の取り組みをリアルに見せたい | 若手社員、女性リーダー、プロジェクト責任者など |
社外評価を伝えたい | 協力会社、地域団体、NPOなど |
トップメッセージを印象づけたい | 社長、サステナ責任者 |
実際に、あるお客様では「社長インタビューだけではやや形式的になってしまう」との課題がありました。そこで当社は、企業の“らしさ”や現場のリアルな雰囲気をより伝えるため、若手社員による座談会形式の記事をご提案しました。
その結果、取引先から「御社らしさが伝わる良い記事だった」と高い評価をいただき、内容への共感や反響が大きく広がりました。
インタビュー構成|基本の型はこれ!
読みやすくまとめるには、以下の流れがおすすめです。
- 導入(この人は誰?)
役職・立場・登場の背景などを簡潔に紹介 - きっかけ・課題意識
「なぜその取り組みに関わることになったか」を聞く - 具体的な取り組み内容
何をどう実行したのか、苦労や工夫も含めて - 成果や変化
社内の反応、数字、周囲の評価など - これからの展望
本人の想いや、他部門・次世代へのメッセージ
読みやすくする小ワザ
- 冒頭で「この人は誰か」「何を語るのか」を明確に書く
例:「入社3年目でプロジェクトリーダーを務める田中さんに、現場の変化を聞きました。」 - 会話形式・Q&A形式を使い分ける
「質問→回答→質問…」と進めることで、話の流れが自然になり、読者が内容を追いやすくなります。
例:
Q:このプロジェクトに参加したきっかけを教えてください。
A:実は、最初は「自分にできるだろうか」と不安でした。でも、上司に「君なら現場を変えられる」と背中を押されて、思い切って手を挙げたんです。
Q:取り組みの中で、一番苦労したことは?
A:現場の意識を変えるのが一番大変でした。最初は「また新しいことか」と反発もありましたが、何度も話し合いを重ねるうちに、少しずつ協力してもらえるようになりました。
Q:その結果、どんな変化がありましたか?
A:今では、みんな自分ごととして取り組んでくれるようになりました。「やってよかった」と感じる瞬間が増えています。
- 「はい/いいえ」で終わらない質問を用意する
「どんな工夫をしましたか?」「一番大変だったことは?」など、具体的なエピソードを引き出す質問を心がけると、内容に深みが出ます。 - ストーリー性を持たせる
「きっかけ→苦労→成果→今後の展望」と時間軸で構成すると、読者が状況をイメージしやすくなります。
例:
「最初の一歩は、正直とても怖かったんです。でも、現場で汗をかくうちに、少しずつ自分の考え方も周りの空気も変わっていきました。」 - 小見出しや吹き出し・強調を活用する
「現場での工夫」「今後の目標」などの小見出しを入れると、読み飛ばしやすくなり、要点がつかみやすくなります。 - 写真やコメント付きキャプションを挿入する
インタビュー中の表情や現場の様子を写真で見せ、簡単なコメントや注釈を添えることで臨場感が増します。 - 1つの質問・話題は1段落でまとめる
話題ごとに段落を分けることで、文章が詰まりすぎず、見やすくなります。
これらを意識することで、インタビュー記事の説得力と読みやすさが大きく向上します
よくある失敗パターン
よくある失敗パターン | 具体例 |
文字数が多すぎて読まれない | 2,000〜3,000文字が目安 |
メッセージがぼやけてしまう | 事前に「何を聞きたいか」を決めておくのがコツ |
「制度や方針」だけで現場のリアルが伝わらない | 実際のエピソードや感情が抜けてしまい、読者に温度感が伝わらない |
インタビュー対象が偏っている | トップや特定部署だけの声になりがちで、多様な視点や現場の声が反映されない |
専門用語や社内用語が多く、一般読者に伝わらない | カタカナ語や略語を多用し、説明が不足している |
インタビュー内容に一貫性やストーリー性がない | 質問の順番や構成がバラバラで、読者が話の流れを追いにくい |
成果や課題を美化しすぎてリアリティがなくなる | ポジティブな面ばかり強調し、失敗や課題に触れないことで信頼感を損なう |
インタビュー企画、すべてお任せください
当社では、以下すべてワンストップ対応しています:
- 企画設計(誰に何を聞く?構成は?)
- 取材(対面/オンライン)
- 編集・文字校正(冗長な話をうまく整える)
- 写真撮影&画像調整(現場感もきれいに見せる)
「記事が読まれるだけでなく、会社の姿勢まで伝わった」
そんな一冊をつくるお手伝いが得意です。
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「社内インタビューって、どんなふうに進めるの?」
「うちの取り組みでも形になるかな?」というご不安も、ぜひ一度お話しください。
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