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— サステナビリティレポート

◆第29回|サスレポでインタビュー記事を成功させる「構成と進め方」まるっと解説します!

サスレポでインタビュー記事を成功させる「構成と進め方」まるっと解説します!
サスレポでインタビュー記事を成功させる「構成と進め方」まるっと解説します!

こんにちは。
東京文京区護国寺の文字校正が得意なデザイン会社、株式会社ユー・エス・エスです。

「サステナビリティレポートに、インタビューってどう載せればいいの?」

これは、最近よくいただくご相談です。

  • 何を聞けばいいか迷う…
  • 誰に頼むべきか分からない…
  • 書いたあと、うまくまとまらない…

そうしたお悩みにお応えして、今回は「インタビュー記事をサスレポに載せるときのコツ」をわかりやすくお伝えします。


なぜインタビューを載せるの?

サステナビリティの取り組みは、「制度」や「方針」だけでは伝わりません。
実際に動いている“人の声”があることで、読み手に温度感が伝わります。

たとえば──

  • 現場社員が語る「変化の実感」
  • 管理職が語る「試行錯誤のプロセス」
  • パートナー企業が語る「期待と連携」

これらの声が加わることで、サスレポは“ただの報告書”から、“伝わる冊子”に変わります。


インタビュー対象、どう選ぶ?

目的に合わせて、こんな方が候補になります。

目的対象例
社内の取り組みをリアルに見せたい若手社員、女性リーダー、プロジェクト責任者など
社外評価を伝えたい協力会社、地域団体、NPOなど
トップメッセージを印象づけたい社長、サステナ責任者

実際に、あるお客様では「社長インタビューだけではやや形式的になってしまう」との課題がありました。そこで当社は、企業の“らしさ”や現場のリアルな雰囲気をより伝えるため、若手社員による座談会形式の記事をご提案しました。
その結果、取引先から「御社らしさが伝わる良い記事だった」と高い評価をいただき、内容への共感や反響が大きく広がりました。


インタビュー構成|基本の型はこれ!

読みやすくまとめるには、以下の流れがおすすめです。

  1. 導入(この人は誰?)
     役職・立場・登場の背景などを簡潔に紹介
  2. きっかけ・課題意識
     「なぜその取り組みに関わることになったか」を聞く
  3. 具体的な取り組み内容
     何をどう実行したのか、苦労や工夫も含めて
  4. 成果や変化
     社内の反応、数字、周囲の評価など
  5. これからの展望
     本人の想いや、他部門・次世代へのメッセージ


読みやすくする小ワザ

  • 冒頭で「この人は誰か」「何を語るのか」を明確に書く
     例:「入社3年目でプロジェクトリーダーを務める田中さんに、現場の変化を聞きました。」
  • 会話形式・Q&A形式を使い分ける
     「質問→回答→質問…」と進めることで、話の流れが自然になり、読者が内容を追いやすくなります。
    例:
    Q:このプロジェクトに参加したきっかけを教えてください。
    A:実は、最初は「自分にできるだろうか」と不安でした。でも、上司に「君なら現場を変えられる」と背中を押されて、思い切って手を挙げたんです。
    Q:取り組みの中で、一番苦労したことは?
    A:現場の意識を変えるのが一番大変でした。最初は「また新しいことか」と反発もありましたが、何度も話し合いを重ねるうちに、少しずつ協力してもらえるようになりました。
    Q:その結果、どんな変化がありましたか?
    A:今では、みんな自分ごととして取り組んでくれるようになりました。「やってよかった」と感じる瞬間が増えています。
  • 「はい/いいえ」で終わらない質問を用意する
     「どんな工夫をしましたか?」「一番大変だったことは?」など、具体的なエピソードを引き出す質問を心がけると、内容に深みが出ます。
  • ストーリー性を持たせる
     「きっかけ→苦労→成果→今後の展望」と時間軸で構成すると、読者が状況をイメージしやすくなります。
    例:
    「最初の一歩は、正直とても怖かったんです。でも、現場で汗をかくうちに、少しずつ自分の考え方も周りの空気も変わっていきました。」
  • 小見出しや吹き出し・強調を活用する
     「現場での工夫」「今後の目標」などの小見出しを入れると、読み飛ばしやすくなり、要点がつかみやすくなります。
  • 写真やコメント付きキャプションを挿入する
     インタビュー中の表情や現場の様子を写真で見せ、簡単なコメントや注釈を添えることで臨場感が増します。
  • 1つの質問・話題は1段落でまとめる
     話題ごとに段落を分けることで、文章が詰まりすぎず、見やすくなります。

これらを意識することで、インタビュー記事の説得力と読みやすさが大きく向上します


よくある失敗パターン

よくある失敗パターン具体例
文字数が多すぎて読まれない2,000〜3,000文字が目安
メッセージがぼやけてしまう事前に「何を聞きたいか」を決めておくのがコツ
「制度や方針」だけで現場のリアルが伝わらない実際のエピソードや感情が抜けてしまい、読者に温度感が伝わらない
インタビュー対象が偏っているトップや特定部署だけの声になりがちで、多様な視点や現場の声が反映されない
専門用語や社内用語が多く、一般読者に伝わらないカタカナ語や略語を多用し、説明が不足している
インタビュー内容に一貫性やストーリー性がない質問の順番や構成がバラバラで、読者が話の流れを追いにくい
成果や課題を美化しすぎてリアリティがなくなるポジティブな面ばかり強調し、失敗や課題に触れないことで信頼感を損なう


インタビュー企画、すべてお任せください

当社では、以下すべてワンストップ対応しています:

  • 企画設計(誰に何を聞く?構成は?)
  • 取材(対面/オンライン)
  • 編集・文字校正(冗長な話をうまく整える)
  • 写真撮影&画像調整(現場感もきれいに見せる)

「記事が読まれるだけでなく、会社の姿勢まで伝わった」
そんな一冊をつくるお手伝いが得意です。


✅ まずはお気軽にご相談ください!

「社内インタビューって、どんなふうに進めるの?」
「うちの取り組みでも形になるかな?」というご不安も、ぜひ一度お話しください。

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