株式会社ユー・エス・エス/上田写真製版所 ブログ

— サステナビリティレポート

◆第11回|社内の“現場”を活かす 小さな取り組みを見える形に

社内の“現場”を活かす 小さな取り組みを見える形に
社内の“現場”を活かす 小さな取り組みを見える形に


こんにちは。
東京文京区護国寺の文字校正が得意なデザイン会社、株式会社ユー・エス・エスです。

サステナビリティレポート(以下:サスレポ)というと、「経営戦略」「脱炭素」「ガバナンス」など、少し遠い世界のように感じてしまうことがあります。でも、現場レベルで実際に取り組んでいるちょっとした工夫や行動こそ、サステナビリティの本質そのもの。

今回のテーマは、“現場のリアル”をどうサスレポに活かすかです。社内の一人ひとりが関わることで、より共感性のあるサスレポになります。

■ こんな小さな取り組みも、立派なサステナビリティ!

たとえば、次のような日常の取り組みはありませんか?

  • 資源ごみの分別を徹底する
  • コピー用紙の裏紙を再利用する
  • エアコン設定温度を見直して節電
  • 体調が悪い社員を早めに帰す文化
  • 地域の清掃活動に参加している

どれも立派な“現場発のサステナビリティ活動”です。企業の大きな目標とは別に、社員が自発的に取り組んでいる姿を伝えることで、社外からの信頼も高まります。

■ どのようにまとめると良い?

おすすめは、「ストーリー形式」や「コラム形式」での掲載です。

ストーリー形式の例:

「新入社員の声から始まったペーパーレス会議の導入」
手探りながらも変化を楽しむ姿を取材・掲載

コラム形式の例:

「現場のひと工夫」コーナー
毎号、違う部署の地道な取り組みを写真付きで紹介

どちらの形式でも、“人物”を出すことがコツです。顔や言葉の見える活動は、読んだ人の記憶に残ります。

■ 誰に、どうやって聞く?

現場の声を集めるには、「サスレポ担当者」だけで探しに行くのではなく、社内報や人事と連携するのがおすすめ。すでに蓄積されている情報を再編集するだけで、立派な1コーナーになります。

また、アンケートで社員から募集する方法も有効です。「あなたの職場のちょっとした取り組みを教えてください」と広く呼びかけることで、思わぬ“サスネタ”が集まるかもしれません。

■ 写真は“ビジュアル証拠”

社内の活動を紹介する際は、現場の写真が何よりの証拠になります。作業風景、張り紙、社員の笑顔など、小さな一枚がページに説得力を持たせます。スマホで撮った写真でもOK。ぜひ取り入れてみてください。

■ まとめ

現場の声を活かしたサスレポは、読み手にとって“企業の顔”が見えるレポートになります。見栄えのよい言葉よりも、実際にどんな行動をしているかが、サステナビリティへの信頼につながります。

▶ 次回予告

第12回は、チャートやグラフの使い方について解説します。データをどう見せるかは、伝え方の大きなポイント。サスレポでよく使われるビジュアルの工夫を取り上げます。

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