こんにちは。
東京文京区護国寺の文字校正が得意なデザイン会社、株式会社ユー・エス・エスです。
サステナビリティレポート(=サスレポ)制作シリーズ、第24回です。
今回は、「数字(データ)」をどう見せるか?がテーマです。
実は、読み手の信頼を得るうえで、数字の見せ方にはコツがあります。
数字は一見、客観的で説得力がありそうに見えますが──
📉 「グラフの意味がよくわからない」
📈 「数字はあるけど背景が不明」
📊 「細かすぎて逆に伝わらない」
…ということ、ありませんか?
読み手は、数字そのものではなく、「それでどうなったか」を知りたいのです。
NG表現 | 改善表現例 |
---|---|
「廃棄物削減量:23t」 | 「前年より12%減の23t。工場全体の排出量が過去5年間で最も低い数値となりました。」 |
「女性管理職:15名」 | 「女性管理職比率は25%(昨年度+5%)」 |
棒グラフに年度ごとの廃棄物排出量の数値だけが示されている | グラフ+注釈+トレンド説明のキャプションを追加 |
単年の数値だけではなく、変化のストーリーを見せましょう。
例:「2020年 → 2024年のCO₂排出量推移」
グラフだけでは伝わりにくい部分も、補足の文章を加えることで理解しやすくなります。
「排出量は減ったが、生産量の変動も影響」
“23トン”が多いのか少ないのか、比較対象があると伝わりやすいです。
「東京ドーム0.2個分の水を削減」
表現方法 | 特徴 | 向いている内容 |
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棒グラフ | 推移や比較を見せる | CO₂排出量、電力使用量など |
円グラフ | 構成比がわかりやすい | 男女比、部門別割合など |
表(テーブル) | 数値の一覧性が高い | 年度ごとの集計、KPI進捗など |
当社では、データを「伝わる表現」に変えるグラフ制作や図解サポートも行っています。「この数字、どう見せたら伝わる?」と迷ったら、ぜひお気軽にご相談ください!