選挙のあとにもらえる「投票済証」を見せると、カフェやお店でちょっとしたサービスや割引が受けられる――そんな取り組みが広がっています。
「選挙って、なんとなく堅苦しい」「行ってもあんまり意味がない気がする」
そんな気持ちをやさしく後押ししてくれるのが、この“センキョ割”です。
選挙の投票が終わったあと、希望者に配られる「投票済証(投票済票)」。
これは「私はちゃんと投票しましたよ」という記念にもなる証明書で、自治体によってはとてもおしゃれなデザインにこだわっているところも。たとえば、文京区では観光写真と手書き筆文字をあしらった、しおり型のカードが配布されています。
「誰かに見せるものじゃないけど、なんかうれしい」
そんなちょっとした満足感が味わえるアイテムです。
この投票済証、実は持っていると「お得なこと」が起きることがあるんです。
それが「センキョ割」。
選挙のあと、投票済証を見せると参加店舗で割引やサービスが受けられる取り組みです。
たとえば、過去の都内選挙ではこんなお店が参加していました:
このように、飲み物代が安くなったり、ポイントがついたり、投票のあとにちょっとした「ごほうび」がついてくるわけです。
ちなみにワタクシ、池袋東武のノジマ、で、扇風機を購入しました。
都議会議員選挙が終わり、センキョ割をすっかり忘れていたのですが、店員さんからの気の利いたお声がけ!!
ラッキー~♪
お得な情報の詳細は、センキョ割公式サイトでも紹介されています。参院選に向けての最新情報も要チェックですね!
最近はSNSでも、投票に行ったことをシェアする投稿が増えています。
「#投票行ってきた」「#センキョ割」などのハッシュタグをつけて、投票済証やお店での特典の様子をアップする人も。
自分の行動が、誰かの一歩につながる――
そんな感覚も、今どきの“選挙参加”のひとつの楽しみ方になっているようです。
選挙といえば「投票」というイメージが強いですが、候補者に応援メッセージを贈る「為書き(ためがき)」という文化もあります。
「投票だけじゃなく、候補者へもっと気持ちを届けたい」
そんな方には、新しい参加スタイルとしておすすめです。
2025年7月20日(日)は、参議院議員選挙の投票日です。
今回はちょうど3連休の中日にあたる日。
お出かけの予定を入れている方も多いかもしれませんが、ちょっと足を止めて「一票」という行動を加えてみませんか?
ここでひとつ心配になるのが、「投票日が3連休の中日」であること。
「旅行の予定があるから行けないかも…」
「帰省するから地元にいない…」
でも大丈夫。
選挙には期日前投票と不在者投票という便利な方法があります。
※投票済証の発行有無や投票所の場所・開設時間は自治体ごとに異なるため、公式サイトなどで事前確認をおすすめします。
「どうせ行けないから今回は…」とあきらめる前に、投票のチャンスは他にもあることをぜひ知っておいてくださいね。
選挙は、自分の生活にかかわる大切な選択の場。
だけどそれを「気軽に」「ちょっと楽しく」してくれる工夫が、今は少しずつ増えています。
一票が、社会を変えるだけでなく、自分の一日もちょっと変えてくれるかもしれません。
📎 参考リンクまとめ