こんにちは。
東京文京区護国寺のデザイン会社、株式会社ユー・エス・エスです。
広報物の制作に関わる皆様、ポートレートや商品写真の仕上がりに、「なんとなく物足りなさ」を感じたことはありませんか?
「レタッチ」とは、写真や画像の仕上がりをより良く見せるために行う、後処理(補正・修正)作業のことです。
たとえば:
などが挙げられます。
PhotoshopやLightroomといったソフトを使って、細かい調整を行うのが一般的で、プロの現場では「撮影とレタッチは“セット”」として扱われます。
たとえば照明が強すぎると肌が白飛びしてしまったり、室内照明で商品が黄色く写ったり…。
どんなに良いカメラを使っても、「現実の見え方」と「写真」は必ずズレが生じます。
→ レタッチはそのズレを自然な範囲で整える作業です。
社長や社員のポートレート写真なら、「清潔感」や「信頼感」が重要です。
商品の写真なら、「おいしそう」「高級感がある」といったイメージも。
→ 撮ったままの写真では伝わらない「印象の仕上げ」こそが、レタッチの役割なのです。
→ どちらかといえば“事実を変える”行為に近いものです。
→ あくまで“本来の見え方に近づける”行為です。
特に企業の広報物では、“加工しすぎ”が逆効果になることもあるため、自然なレタッチが最適とされます。
シーン | よくあるレタッチ内容 |
---|---|
役員ポートレート | 肌の補正、目のクマを自然に、背景の整理 |
社員紹介ページ | 笑顔の補正、服のシワ取り |
商品カタログ | 色の調整、ハイライト追加、反射の除去 |
施設・店舗の紹介 | ガラスの映り込み除去、空の色補正 |
写真は撮った瞬間がゴールではありません。
むしろ、そこから「伝えたい印象に整える」ことが、本来の目的ではないでしょうか。
広報物に掲載される1枚の写真が、見る人に信頼感や魅力を与える。その裏には、プロのレタッチャーによる丁寧な仕上げ作業があります。
次回からは、レタッチの中でも最も需要の高い「肌補正」に焦点を当てて解説していきます。どうぞお楽しみに。