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お問い合わせフォームから届く大量のスパムメールは、単なる迷惑行為に留まりません。
対応に時間を取られることで業務効率が低下するだけでなく、本来対応すべき重要な顧客からの問い合わせを見落としてしまう――いわゆる「機会損失」のリスクを常に孕んでいます。
こうした背景から、スパム対策を検討されている方も多いのではないでしょうか。
私たちが運営する自社サイトでも、スパム問い合わせが課題となっていました。
そこで検討したのが、「セキュリティの担保」と「ユーザー体験(UX)の維持」を両立できる対策です。
その結果、導入を決定したのが Google reCAPTCHA v3 でした。
本記事では、実際に自社フォームへ設置した際の実装フローをもとに、
までを、客観的な視点で解説します。
従来のスパム対策としてよく使われてきたのが、以下のような方法です。
しかし、これらには明確な課題がありました。
「画像を選択してください」といった操作は、
特にスマートフォンでは煩わしく、離脱率を高める要因になります。
お問い合わせフォームは、ユーザーが行動を起こす最終地点です。
ここでストレスを与えることは、ビジネス上の損失に直結します。
近年のスパムボットは高度化しており、
単純なチェックボックス形式であれば突破されるケースも珍しくありません。
reCAPTCHA v3 は、これらの問題を根本から異なるアプローチで解決します。
このスコアをもとに、
といった柔軟な制御が可能になります。
reCAPTCHA v3では、フォーム送信ごとにスコアが付与されます。
例えば、
といった形で、サイトごとに基準を調整できます。
| 項目 | v2 | v3 |
|---|---|---|
| ユーザー操作 | 必要 | 不要 |
| UXへの影響 | あり | ほぼなし |
| 判定方法 | 明示的 | 挙動解析 |
| 柔軟な制御 | 難しい | 可能 |
UXを重視するコーポレートサイトやサービスサイトでは、
v3のほうが現実的な選択肢と言えるでしょう。

この2つのキーが、実装時に必要になります。

WordPressの場合、多くのフォーム系プラグインがreCAPTCHA v3に対応しています。
一般的な流れは以下の通りです。
コードを書く必要がないため、最も手軽な方法です。

自作フォームの場合は、以下の2点が必要になります。
スコアが基準値を下回った場合は、
といった制御を行います。
実装自体は複雑ではありませんが、サーバー側での検証は必須です。
導入直後は、いきなり厳しい基準を設けるのではなく、
したうえで、徐々に調整するのがおすすめです。
過剰に厳しくすると、実在ユーザーを弾いてしまう可能性があります。
reCAPTCHAを利用する場合、以下が求められます。
これは利用規約上の必須事項のため、忘れず対応しましょう。
Google reCAPTCHA v3は、
非常に実用性の高いスパム対策です。
お問い合わせフォームは、ビジネスにおける重要な接点です。
単なる「迷惑対策」ではなく、機会損失を防ぐための投資として、reCAPTCHA v3の導入を検討してみてはいかがでしょうか。
株式会社ユー・エス・エスは、広報誌や会社案内、採用ツール、Webサイトまで、企業コミュニケーション全体を制作している会社です。
私たちは、お問い合わせフォームを「広報や広告の成果を受け止める入口」と捉え、スパム対策やreCAPTCHAの導入まで含めて、きちんと機能する状態をサポートしています。
「Webと印刷を別々の会社に依頼していて連携がとれていない」
「問い合わせは来ているが、質が悪くなっている」
といった場合も、お気軽にご相談ください。