株式会社ユー・エス・エス/上田写真製版所 ブログ

■デザイン印刷百科

◆失敗しない!「印刷用紙」の選び方

失敗しない!「印刷用紙」の選び方(株式会社ユー・エス・エス)



■用途による印刷用紙の選び方

プリンターで印刷する際に使用する「印刷用紙」には様々な種類があり、その種類によって仕上がりが変わってきます。
しかし、用紙の種類はたくさんあるため、どの用紙を選べばいいか悩むことが多いと思います。
今回は、用途による印刷用紙の選び方をご説明します!

印刷用紙の種類について

印刷会社・製紙会社によって取り扱う用紙は異なってきますが、ほとんどの会社が取り扱う用紙をご説明します。
用途によって、用紙を変えると同じ制作物でも印象が変わってくるので、選ぶのも「制作・デザインの楽しさ」ですね。

まとめ:印刷用紙の種類(株式会社ユー・エス・エス)

●コート紙 とは

表面がツルツルしていて光沢のある印刷用紙です。紙表面がコート剤でコーティングされていて滑らかなので、写真などの色がきれいに印刷できます。色の再現度が高いので、チラシやフライヤー、パンフレットなどによく使われる用紙です。

●マット紙 とは

光沢が抑えられた印刷用紙です。表面にマット系の塗料が塗られていて、テカテカしていないので文字が読みやすく、落ち着いた上品な印象に仕上がります。

●上質紙 とは

数ある印刷用紙の中でもメジャーな用紙です。書籍や冊子などの文字を中心とした印刷物に最も使われることが多い用紙です。一般的に使用されるコピー用紙は「上質紙」です。
先に説明した「コート紙」「マット紙」と異なり、カラー印刷には不向きです。

●特殊紙 とは

名前の通り「特殊な加工をした用紙」のことです。例えば鱗のような紙質やクラフトペーパーなど質感・材質は様々で、製紙会社によって独自の紙を制作しています。使うことで一気に個性が出るため、「オリジナル感」「唯一無二」な印象に仕上がります。

印刷用紙の表記について

印刷用紙を選択する際には、紙の種類だけでなく厚さも選ばなければなりません。用紙の表記ルールでは、下記のように「紙の種類」と「紙の厚み」が                                                                                                                                                                                                                                                             表記されます。
紙の厚みなのに、なぜ「kg」なのでしょうか。
それは、「紙を1000枚重ねたときの重さ」で表しているからです。もともと製紙会社と印刷会社は、「重さ」で取り引きをしていたことから由来しているようです。

まとめ:印刷用紙の表記(株式会社ユー・エス・エス)

そのため、同じ紙の種類でも紙の厚みが異なれば印象も変わってきますよね。
たとえば、新聞の折り込みチラシなどは薄い用紙が使用されているので「50〜60kg」の厚さ、逆に舞台や映画のフライヤーなどは少し厚めのものが使われているので「110kg」など、印刷する対象によって紙の「厚さ」が変わってきます。

まとめ(印刷用紙の選び方)

今回は印刷用紙についてご説明いたしました。
種類がたくさんあるため、どのように選んでいいのかわからないことがあると思いますが、今回ご紹介したようにそれぞれの用紙の特徴と合わせて選ぶとよいでしょう。

「見本紙」と呼ばれる、様々な紙の種類を実際に確認することができるものもあるため、手に取りながら選んでみるのもおすすめです!

ユー・エス・エスでは、様々な企業様のデザインから印刷までお手伝いしております。
印刷についても、担当者がご要望にあわせてご提案いたしますので、ぜひこちらからお問合せください。

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