こんにちは。
東京文京区 護国寺のデザイン会社、株式会社ユー・エス・エスです。
社内報や広報誌などの記事は、情報の正確さだけでなく、流れの自然さと読みやすさが求められます。
たとえ一文一文が正しくても、全体の文脈がぎこちないと読者は混乱し、内容が伝わりにくくなります。
校正では、単語の修正だけでなく、文章全体の「筋道」を確認することが大切です。
こうした乱れは、誤字脱字よりも読者にストレスを与えやすい部分です。
特に社内報や広報誌では、記事の印象が「会社の印象」に直結するため、細部の整理が欠かせません。
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今回の研修では多くの社員が積極的に発言しました。しかし、グループごとに発表を行い、大きな成果が得られました。
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今回の研修では多くの社員が積極的に発言しました。その結果、グループごとの発表でも大きな成果が得られました。
👉 「しかし」は逆接で使うのが基本。ここでは因果関係を示す「その結果」が適切です。
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閉会式では全員で記念撮影を行いました。午前中には基調講演が行われました。
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午前中には基調講演が行われ、午後の閉会式では全員で記念撮影を行いました。
👉 出来事を時間順に並べるだけで、自然で理解しやすい文章になります。
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新制度の導入について多くの質問が寄せられました。これについては、社員の意識改革も必要です。
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新制度の導入について多くの質問が寄せられました。この制度を浸透させるためには、社員の意識改革も必要です。
👉 「これ」では不明確。対象を具体的に言い直すと誤解を防げます。
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健康経営に向けた取り組みを進めています。
来月は地域の清掃活動を実施します。
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健康経営に向けた取り組みを進めています。その一環として、来月は地域の清掃活動を実施します。
👉 「その一環として」を加えるだけで、二つの文が自然につながります。
文章の構成を整える校正は、読みやすさと信頼性の両方を高めます。
接続詞・時系列・指示語・段落の流れを見直すことで、読者が迷わず理解できる文章になります。
正しいだけでなく「伝わる文章」に整えることが、校正の真価です。
Q1. 校正で文脈を整えるとは、具体的にどんな作業ですか?
A. 文と文、段落と段落の関係を見直し、接続や論理の流れを自然にする作業です。単語の修正だけでなく、構成の整合性を確認します。
Q2. どのような記事で文脈のずれが起こりやすいですか?
A. イベント報告やインタビュー記事など、複数の話題が一つの記事にまとまる場合です。話の順序や焦点の整理が特に重要です。
Q3. 校正の依頼時に注意することはありますか?
A. 初稿や修正前の原稿も共有いただくと、意図や背景を踏まえた文脈調整がしやすくなります。
株式会社ユー・エス・エスは、
「文章の流れをもっとスムーズにしたい」「読者にわかりやすく伝えたい」──
そんなときはぜひご相談ください。