株式会社ユー・エス・エス/上田写真製版所 ブログ

文字校正
2026/3/11

◆校正で押さえておきたいチェックポイント㉓赤字の意図は伝わっていますか? ― 修正理由が分かる校正にする

こんにちは。
東京・文京区 護国寺の文字校正が得意なデザイン会社、株式会社ユー・エス・エスです。

校正では、誤字や表記の誤りを見つけて赤字を入れます。
しかし実務では、「何を直すか」だけでなく、なぜ直すのかが伝わることも重要です。

赤字の意図が分からないと、制作側は判断に迷うことがあります。
確認が必要になり、作業が止まってしまうことも少なくありません。

校正は単に修正を指示する作業ではなく、
制作工程の中で情報を共有する作業でもあります。

この記事でわかること

この記事では、

・赤字の意図が伝わらないと何が起こるのか
・制作現場で困る赤字の例
・修正理由を伝える校正の考え方

を、実務の視点から整理します。


■ 意図が分からない赤字は判断に迷う

校正では、次のような赤字が入ることがあります。

「変更」
「修正」

これだけでは、

・誤字の修正なのか
・表記統一なのか
・内容変更なのか

が分かりません。

制作側は

「このまま直してよいのか」
「確認が必要なのか」

判断できず、作業が止まることがあります。

■ 赤字は“理由が伝わる”とスムーズになる

例えば、次のように補足を入れるだけでも意図は伝わります。

✏️ 校正例

Before
行なう → 行う

After
行なう → 行う
(表記統一)

Before
売上 → 売上高

After
売上 → 売上高
(元資料表記に合わせる)

このように、
修正の理由が分かる赤字にすることで
制作側の判断がスムーズになります。

■ 校正は制作工程の一部

校正は誤字脱字を見つけるだけの作業ではありません。

誌面制作では、

・編集
・デザイン
・組版
・校正

といった工程が連携しています。

そのため校正の赤字も、
他の工程に伝わる情報であることが大切です。

修正意図が伝われば、
制作はよりスムーズに進みます。


■ FAQ

Q. 校正では、すべての赤字に理由を書く必要がありますか?

A.
すべてに理由を書く必要はありません。

ただし

・判断が必要な修正
・表記方針に関わる修正
・元資料との不一致

などは、理由を補足しておくと制作側が理解しやすくなります。

Q. 赤字が増えると、誌面が見づらくなりませんか?

A.
重要なのは赤字の量ではなく、意図が分かることです。

短い補足でも、修正理由が分かれば制作側は判断しやすくなります。

Q. 校正者の意図と編集側の意図が違う場合はどうすればよいですか?

A.
その場合は、修正として確定させるのではなく
確認コメントとして残すことがあります。

校正は判断を押しつけるのではなく、
制作側と情報を共有する役割も担っています。


まとめ

校正では、誤りを見つけて赤字を入れます。

しかし実務では、
修正理由が伝わる赤字にすることも重要です。

意図が分かる赤字は、
制作工程の判断を助け、
作業をスムーズに進めることにつながります。

校正は単なる修正作業ではなく、
制作全体を支える役割も担っています。


株式会社ユー・エス・エスでは、
社内報や広報誌の文字校正・編集サポートに加え、
既存のデザイン制作、取材・編集・撮影、Webページ制作、動画作成まで幅広く対応しています。

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誌面デザインやビジュアル表現を切り離さずに一体で考え、
「読みやすく」「誤解のない」社内報づくりを制作と校正の両面からサポートします。

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