
こんにちは。
東京・文京区護国寺の、文字校正が得意なデザイン会社、株式会社ユー・エス・エスです。
校正の現場では、
「誤字脱字を見逃さないこと」が重要だと言われます。
しかし実務では、
注意していても見落としが起きることがあります。
その原因の一つが、慣れです。
同じようなレイアウトや表現が続くと、
目が内容に慣れてしまい、
本来なら気づくはずの違和感が見えにくくなることがあります。
今回は、校正で起こりやすい
「慣れによる見落とし」について考えてみます。
・校正で「慣れ」が見落としにつながる理由
・同じ誌面ほど注意が必要なポイント
・慣れによる見落としを防ぐための視点
社内報や広報誌では、
・同じレイアウト
・同じフォーマット
・似たような文章
が続くことがよくあります。
例えば、
・人物紹介のページ
・部署紹介のコーナー
・イベント報告の記事
などは、構成が似ていることが多いものです。
最初のページでは注意深く読んでいても、
同じ形式が続くと、
次第に「だいたい同じ内容だろう」という意識が働きます。
すると、
・数字
・人名
・表記
といった細かい違いが、
目に入りにくくなることがあります。
人の目は、
見慣れた形をまとめて認識する性質があります。
そのため、
・よく見かける言い回し
・似たような段落構成
が続くと、
文章を一語ずつ読むのではなく、
「意味のかたまり」として読み取るようになります。
このとき、
誤字や表記の違いがあっても、
脳が自動的に補ってしまうことがあります。
校正をしていると、
「最初の数ページは集中して見ているのに、
途中から急にミスが見つかる」
ということがあります。
これは、
作業に慣れてきた頃に注意がゆるむというより、
目が誌面のパターンに慣れてしまうためです。
特に注意が必要なのは、
・同じ構成の記事が続くとき
・似た見出しが並ぶとき
・人物紹介など同じフォーマットのページ
です。
校正では、
完全に見落としをなくすことは簡単ではありません。
ただし、
・ページごとに視点を切り替える
・同じ形式でも一つずつ確認する
・数字や固有名詞を意識して見る
といったことを心がけることで、
見落としを減らすことができます。
同じように見える誌面ほど、
「本当に同じかどうか」を確認する
という姿勢が大切です。
Q. 何度も見ているのに、なぜ誤りに気づけないことがあるのでしょうか。
A.
人は文章を読むとき、
見慣れた形を“まとめて認識する”傾向があります。
そのため、
細かい文字の違いよりも、
「意味が通るかどうか」で読んでしまうことがあります。
特に同じ原稿を何度も読んでいると、
脳が内容を理解しているため、
誤字や細部の違いに気づきにくくなります。
Q. 同じ原稿を何度も読むと、だんだん見えなくなる気がします。
A.
これは多くの校正者が感じていることです。
原稿に慣れてくると、
文章を「確認する」のではなく、
知っている内容をなぞるように読む状態になりやすくなります。
そのため、
一度原稿から離れる
読む順序を変える
声に出して読む
など、視点を変える工夫をすることがあります。
Q. 校正をしていると、なぜか他の人がすぐ見つける誤りを見落としてしまうことがあります。
A.
長時間同じ原稿を見ていると、
どうしても「慣れ」が生まれます。
その状態では、
文章を細かく読むよりも、
意味の流れを追ってしまうことが多くなります。
そのため、
別の人が見るとすぐ見つかる誤りが、
自分には見えなくなることがあります。
校正を複数人で行うのは、
こうした見落としを補うためでもあります。
校正では、
誤字脱字を探すことだけでなく、
誌面に慣れてしまうことによる見落とし
にも注意が必要です。
同じように見えるページほど、
一つ一つを新しいものとして確認することが、
安定した校正につながります。
株式会社ユー・エス・エスでは、
社内報や広報誌の文字校正・編集サポートに加え、
既存のデザイン制作、取材・編集・撮影、Webページ制作、動画作成まで幅広く対応しています。
社内報や広報誌の制作では、
同じ形式の記事が続くことも多く、
見落としが起こりやすい場面があります。
当社では、誤字脱字の確認だけでなく、
数字・固有名詞・表記の統一など、
誌面全体の整合を意識した校正を行っています。
文章の正確さと読みやすさ、
誌面デザインやビジュアル表現を切り離さずに一体で考え、
「読みやすく」「誤解のない」社内報づくりを
制作と校正の両面からサポートします。
▸ 会報誌・広報誌・社内報の見直し相談
https://www.uss-ueda.co.jp/ad/
▸ USSの校正サービス
https://uss-ueda.co.jp/kousei/