
こんにちは。
東京・文京区護国寺の、文字校正が得意なデザイン会社、株式会社ユー・エス・エスです。
校正の現場では、
「初校」「再校」「念校」といった工程名が当たり前のように使われています。
しかし実務では、
それぞれの工程が
「何回目の校正か」という意味だけで扱われてしまうことも少なくありません。
初校は重い
再校は軽い
念校は誤字脱字だけ
こうした捉え方は、一見分かりやすい反面、
校正の役割を狭めてしまう原因にもなります。
今回は、
校正の各工程で、どんな視点で誌面を見ていくのか
という点を整理します。
校正は、単に何度も読む作業ではありません。
各工程には、
その段階でしかできない判断があります。
つまり、
を意識することが重要です。
初校は、校正工程の中でもっとも判断の幅が広い段階です。
この段階で重視したいのは、
といった、誌面全体が「成立しているか」という視点です。
誤字脱字を拾うことももちろん大切ですが、
初校ではそれ以上に、
といった判断が求められます。
再校は、「もう一度同じことを見る工程」ではありません。
再校で見るべきなのは、
つまり、
「直した結果」を確認する工程です。
初校と同じ目線で見てしまうと、
判断が重複したり、修正が迷走したりする原因になります。
念校は、判断を加える工程ではありません。
この段階で見るのは、
といった、不安を残さないための確認です。
念校で内容判断を始めてしまうと、
工程全体のバランスが崩れます。
「軽い作業」という意味ではありませんが、
役割は明確に異なります。
実務でよく起こるのが、工程の混在です。
こうした状態では、
校正の精度は上がりません。
原因は技術不足ではなく、
工程ごとの役割が整理されていないことにあります。
校正は、
「どこまで見るか」を頑張る仕事ではありません。
その工程で、
を整理する仕事です。
初校・再校・念校の役割を意識することで、
校正は楽になるわけではありませんが、
判断がぶれにくくなり、安定した作業になります。
Q1|初校では、どこまで細かく見ればよいのでしょうか?
A|初校では「すべてを完璧に直す」ことを目標にする必要はありません。重要なのは、誌面として成立しているかどうかを判断することです。細かな誤字脱字よりも、前提や構成、条件の抜けなど、大きな違和感を見逃さない視点を優先します。
Q2|再校でも、新しい違和感に気づいた場合は指摘してよいですか?
A|はい。再校は「修正結果を見る工程」ですが、修正によって新たなズレが生じることもあります。その場合は、工程に関係なく指摘します。ただし、初校と同じ判断を最初からやり直すのではなく、修正後の状態を前提に確認することが大切です。
Q3|念校で内容に疑問を感じた場合はどうすればよいですか?
A|念校は原則として内容判断を行わない工程ですが、「このまま出すのは不安だ」と感じた場合は、その違和感を共有することが重要です。無理に直そうとせず、判断が必要な点として戻すことで、事故を防ぐことができます。
Q4|工程ごとに見る視点を切り替えるのが難しいと感じます。
A|難しく感じるのは自然なことです。その場合は、「今は何を判断する工程か」を意識するだけでも効果があります。すべてを一度にやろうとせず、判断の役割を工程ごとに分けることで、校正の精度は安定していきます。
株式会社ユー・エス・エスでは、
社内報・広報誌の文字校正・編集サポートに加え、
デザイン制作、取材・編集・撮影、Webページ制作まで、
制作全体を見据えたサポートを行っています。
工程ごとの役割を切り離さず、
一体で考えることができるのが、私たちの強みです。
「誤りを直す」だけで終わらせない校正について、
どうぞお気軽にご相談ください。
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