
こんにちは。
東京・文京区 護国寺の文字校正が得意なデザイン会社、株式会社ユー・エス・エスです。
校正という仕事は、「直すこと」が役割だと思われがちです。
しかし実務の現場では、直すか、あえて直さないかという判断に迷う場面が少なくありません。
「ここは直したほうが読みやすくなる」
「でも、これは直しすぎかもしれない」
校正をしていると、そんな場面に必ず出会います。
直すべきところは直す。けれど、直しすぎない。
その判断の積み重ねこそが、校正の難しさであり、価値でもあります。
校正は、文章をより良く整える工程です。
ただし、それは書き手の文章を別の文章に置き換えることではありません。
文章には、
が含まれています。
読みやすさだけを基準に手を入れてしまうと、
文章の意味やニュアンス、発言のスタンスまで変えてしまうことがあります。
Before(原文)
社長メッセージ:
当社では今後も、社員一人ひとりの意識向上を図りながら、
よりよい職場環境づくりに取り組んでいきたいと考えています。
一見すると、
と感じ、言い切り表現に直したくなるかもしれません。
しかしこの文章は、
社長メッセージとしての語り口や距離感を保った表現でもあります。
意味は明確で、事実誤認もなく、
社内の表記ルールにも反していません。
👉 この場合、校正としては修正せず、原文を尊重する判断とします。
校正の現場では、
「直そうと思えば直せる」箇所が次々に見つかります。
実際、読みやすさや整合性を意識するあまり、
結果として直しすぎてしまったと指摘されることもあります。
私自身も、
「そこまで手を入れなくてもよかったのでは」
と言われた経験があります。
そのとき改めて感じたのは、
校正は「自分が納得する文章」にする仕事ではない、ということでした。
文章の主役は、常に書き手や発信者です。
校正は、その意図や立場を守りながら、
誤解や誤読の芽を摘む役割を担っています。
校正では、
この条件を満たしている場合、
無理に直さない判断も重要です。
気になる点があれば、
修正ではなく確認や相談として返す。
それも校正としての、責任ある選択です。
Q|読みづらいと感じたら、直したほうがいい?
A|まずは「意味が変わるか」「誤解を生むか」を基準に判断します。読みやすさの改善が、意図の変更につながる場合は注意が必要です。
Q|直しすぎを防ぐコツは?
A|原稿の性格(社長あいさつ、寄稿文、報告記事など)を意識することで、踏み込む範囲を見極めやすくなります。
校正は、「どこを直すか」だけでなく、
「どこを直さないか」を判断する仕事でもあります。
直しすぎず、放置もしない。
そのバランスは、経験と対話の中で磨かれていきます。
株式会社ユー・エス・エスでは、
社内報・広報誌の文字校正・編集サポートに加え、
既存のデザイン制作、取材・編集・撮影、
Webページ制作や動画作成まで、幅広く対応しています。
校正と制作を切り離さず、
一体で考える体制だからこそ、
「直しすぎない校正」も含めた実務的なサポートが可能です。
どうぞお気軽にご相談ください。
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