こんにちは。
東京・護国寺にある、デザインから校正、印刷まで一貫対応できるデザイン会社、株式会社ユー・エス・エスです。
社内報や広報誌、会社案内などの制作に携わっていると、「Windowsで作ったファイルをMacで開いたら文字化けしている!」 というトラブルに遭遇したことがある方も多いのではないでしょうか。
文字化けは一度起きてしまうと、原因を探したり修正するのに時間がかかります。しかも、多くの場合は気づかれないまま印刷や配布に進んでしまうこともあり、納品後のクレームや差し替えにつながるリスクもあります。
校正の段階で特に確認しておきたい要注意ポイントです。
一見普通に使えそうですが、環境によっては置き換わりやすく、特に箇条書きや数式を含む資料ではトラブルが頻発します。
便利に見えるこれらの略字や単位表記は、Macでは「□」や「?」、あるいは別の文字に自動変換される場合があります。
これらはMacに搭載されていないことが多く、置換や文字化けの原因になります。
端末にフォントが存在しない場合、システムが似たフォントに置き換えます。その結果、字形が変わったり、改行位置がずれて見切れたりすることがあります。
Windowsでは「このフォントはありません」と警告が出ることもありますが、Macでは置換されても通知がない場合が多く、気づかないまま進行するリスクがあります。
校正者は「原稿と一致しているか」という視点を持ちつつ、環境依存のリスクを見抜く目を持つことが求められます。
現在は、手書き原稿や紙の入稿はほとんど姿を消し、WordやExcel、メール本文など、テキストデータをそのまま流し込んで制作するケースが主流です。
そのため校正の現場では「素読み中心」になりがちですが、データ化された原稿でも文字化けや自動変換が起こりうるため、突き合わせの工程は依然として重要です。
例えば、丸数字が「(月)」に変換されたり、人名の漢字が環境によって別字に置き換わるケースがあります。見た目には自然でも、原稿と異なる場合は「誤り」となります。
校正者は「データだから大丈夫」と思わず、常に原稿と完成データを照合する姿勢を持つことが求められます。
Macでの文字化けは、フォント環境や機種依存文字、文字コードの違いなど複数の要因が絡む難しい問題です。
しかし校正者が「どの文字が危ないのか」「どんなときに置換が起きやすいのか」を理解しておけば、多くの不具合を未然に防げます。
株式会社ユー・エス・エスでは、企画・編集からデザイン、印刷、そして校正まで一貫体制を強みに、MacとWindowsの環境差を意識した制作を行っています。特に校正スタッフが文字やフォントの崩れを丁寧に確認することで、安心してご利用いただけるデータと印刷物をお届けしています。
「校正の段階で文字化けのリスクを見抜きたい」
「原稿通りの正確な文字を読者に届けたい」
そんな思いをお持ちの方は、ぜひ私たちにご相談ください。確かな校正力と一貫制作体制で、御社の情報発信をサポートいたします。