株式会社ユー・エス・エス/上田写真製版所 ブログ

■デザイン印刷百科

◆「広報誌」と「機関誌」、何が違うの?広報担当が知っておきたい基礎知識

◆「広報誌」と「機関誌」、何が違うの?広報担当が知っておきたい基礎知識
◆「広報誌」と「機関誌」、何が違うの?広報担当が知っておきたい基礎知識



こんにちは。
東京文京区護国寺の文字校正が得意なデザイン会社、株式会社ユー・エス・エスです。

「広報誌とは?」「機関誌とは?」「この違いって何?」

会社のパンフレットや定期発行物を手がけていると、こんな疑問を持つことはありませんか?
似ているようで、実は目的や読み手が全然違うんです。
今回は、その違いをわかりやすくご紹介します。

「広報誌」と「機関誌」、それぞれの役割とは?

まずは、ざっくりとした定義から確認しておきましょう。

  • 広報誌(こうほうし):主に社外向けに、自社や自治体の情報をわかりやすく伝えるための冊子。
  • 機関誌(きかんし):主に社内や会員向けに、組織内部の活動や方針を詳しく伝える冊子。

ぱっと見るとどちらも「お知らせをまとめた冊子」と思われがちですが、目的やターゲット(読者層)が異なるため、企画やデザインも大きく変わってきます。

比較してみよう!広報誌と機関誌の違い

項目広報誌機関誌
目的社外への情報発信、企業イメージの向上社内・会員との情報共有と意識統一
読者顧客、取引先、地域の方など外部の人会員、社員など内部の人
内容商品・サービス紹介、イベント案内、社外活動活動報告、方針共有、専門性の高いコンテンツ
トーン親しみやすく、わかりやすくまじめで専門的な内容もOK
発行主体の例企業、自治体、学校など学会、組合、業界団体など


✅ たとえば、こんな名前で発行されています

自治体の広報誌「●●市報」
住民への情報提供を目的とした、地域密着型の広報ツール。

企業の広報誌「●●通信」
顧客や取引先、地域社会に向けて、自社の取り組みやメッセージを発信する広報誌。

学校法人の広報誌「●●大学ニュース」
大学の教育活動や研究成果、地域連携などをわかりやすく紹介する媒体。

業界団体の機関誌「●●協会だより」
専門分野の最新動向や会員の活動報告などを通じて、組織内の情報共有を行う冊子。

学術団体の機関誌「●●研究ジャーナル」
研究成果や論文、学術イベントの報告を通じて、知見を深め合うことを目的とした専門誌。

広報誌と機関誌の違いを知っておくメリットとは?

制作現場では、「これって、広報誌で出します?それとも機関誌?」という話になることがあります。
この違いをちゃんと理解しておくと、読者に合わせた企画やデザインができるようになります。

たとえば──

  • 広報誌:ビジュアル重視。写真を大きく、見出しもわかりやすく。
  • 機関誌文章多めでもOK。専門的な話題でも大丈夫。

「誰に」「何を」「どう伝えるか」を明確にすれば、読者に届く表現を選びやすくなります。

実際には“両方の性格を持つ”ケースも多い?

実際には「広報誌だけど社内にも配布する」「機関誌だけど外部公開したい」といった中間的な使い方も多くあります。
そんなときは、「誰にいちばん読んでほしいか?」を軸にすると方向性が決まりやすくなります。


まとめ|広報誌と機関誌の違いを理解して、より効果的な発信を

広報誌と機関誌は、それぞれ目的も読者層も異なります。
制作の現場ではしばしば混同されがちですが、この違いをきちんと押さえておくことで、ターゲットに響く誌面づくりが可能になります。

冊子の違いは、伝えたい内容と相手に合わせた“伝え方”の違いでもあるのです。


📣 広報誌・機関誌の制作でお悩みの方へ

私たちユー・エス・エスは、広報物や販促ツールなどの制作を通じて、企業や団体の伝えたい思いを“伝わるカタチ”にするお手伝いをしています。企画・編集からデザイン、校正、印刷まで、ワンストップで対応可能です。
季節の話題や企業メッセージを活かした広報・PRツールの制作をお考えの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

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👉 https://www.uss-ueda.co.jp

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