株式会社ユー・エス・エス/上田写真製版所 ブログ

ー豆知識

◆ソフトクリームとアイスの甘~い歴史に学ぶ、心ときめくコンテンツ作りの秘訣

7月3日は「ソフトクリームの日」
7月3日は「ソフトクリームの日」


こんにちは。
東京文京区護国寺のデザイン会社、株式会社ユー・エス・エスです。

毎日暑い日が続いていますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
こんな時期、ついつい手が伸びてしまうのが、ひんやり甘~いご褒美、アイスクリームやソフトクリームですよね!

今日「7月3日」は、ソフトクリームの日」
せっかくなので、あのくるくる巻かれた冷たいスイーツから、
広報・PRのヒントを探ってみたいと思います。
もちろん、ちゃっかり当社の宣伝も織り交ぜながら…(笑)

◆7月3日が「ソフトクリームの日」である理由、皆さんご存知ですか?

今やすっかり私たちの生活に溶け込んでいるソフトクリーム。
でも、それが初めて日本に登場したのは、なんと70年以上も前のことなんです。

1951年7月3日、東京・明治神宮外苑で開かれた米軍主催のカーニバル。
そこで、日本で初めてコーンスタイルのソフトクリームが販売されました。

目の前でくるくると巻かれる、あの独特のフォルム。
口に入れた瞬間の、なめらかでとろける食感。
ほんのり甘くて、ひんやり冷たい驚き――
当時の人々は、その未知の体験にきっと心を奪われたはずです。

この“小さなスイーツ”が人の心をつかみ、今では公園や観光地、そしてコンビニまで、すっかり私たちの日常に溶け込んでいる――
その背景には、もっと長い“冷たいおいしさ”の歴史があるのです。

じつは4000年も前から。アイスのルーツと進化

ソフトクリームのルーツは、なんと古代中国。
氷と乳を混ぜた氷菓が、王族の贅沢品として愛されていたという記録もあります。

それがシルクロードを通ってギリシャ・ローマ、そしてヨーロッパへ。
13世紀にはマルコ・ポーロが中国から製法を持ち帰り、
19世紀のアメリカでは手回し式アイスクリームメーカーが登場。
現代の“とろけるおいしさ”へとつながっていきます。

今や文化の一部。数字に見るアイスの存在感

こうして世界中で親しまれるようになったアイスクリーム。
国ごとの“暮らしへの根付き方”を、消費量という視点で見てみると――

日本アイスクリーム協会によると、一人当たりの年間アイスクリーム消費量は

  1. ニュージーランド: 20.1リットル
  2. オーストラリア: 19.4リットル
  3. フィンランド: 14.3リットル
  4. アメリカ: 13.0リットル
  5. イタリア: 11.9リットル

日本は6.7リットルで22位だそう。トップのニュージーランドとオーストラリアは、なんと年間20リットル近くも消費しているなんて、驚きですよね!
このデータを見て、私が感じたのは、アイスクリームが単なるデザートではなく、その国の文化やライフスタイルに深く根付いているということ。

暑い国、寒い国、さまざまですが、それぞれの文化に合った形で「冷たいおいしさ」が定着していることがわかりますね。

桂浜のアイスクリン
桂浜のアイスクリン

高知(桂浜)で有名なアイスクリン↑。
あまりの暑さに、アイスクリンが溶けてしまい、このまま砂浜に落下、、、
「漫画みたい~」と友人に大笑いされました、、、

◆広報のヒント①:「当たり前」を見直して、もう一度届ける力

今の私たちにとって、ソフトクリームは「説明しなくてもわかる存在」になっています。でも、広報の仕事では、ここに意外な落とし穴があるんです。

✔「これくらい知っているだろう」
✔「みんなもう分かってるはず」

そんな思い込みが、伝えるための熱意や工夫を少しずつ奪ってしまうことも。

広報の役割って、どんなに定番の商品やサービスであっても、
「なぜそれがいいのか?」を今の視点と言葉で伝え直すことなんですよね。

たとえば――

  • ベストセラー商品の価値を、時代に合わせてもう一度説明してみる
  • 社内に根づいた文化や、老舗ブランドの背景にあるストーリーを掘り起こしてみる
  • お客様自身が気づいていない魅力を、あえて言葉にして届けてみる

「当たり前」になった瞬間から、広報の出番はむしろ増える。
そんな風に思っています。

◆広報のヒント②:「初体験」のときめきを演出する

1951年、日本で初めてソフトクリームを食べた人たちは、
きっと驚きと感動に満ちた“ときめき”を味わったはずです。

そう、あれは「初めての体験」が心を動かす力だったんですよね。

広報でも、新しいサービスや商品を発信するとき、
ただ「情報を届ける」だけで終わってしまうのはもったいないと思いませんか?

✔ この情報は、誰にとっての“初めて”なんだろう?
✔ どう見せたら「記憶に残る出会い」になるだろう?

くるくると巻かれたソフトクリームのように、見た目でも印象に残す工夫
そして、口にした瞬間の「おいしい!」のように、読み手の気持ちにスイッチが入る仕掛け

情報を“体験”として設計すること。
それが、これからの広報にもっと必要とされていく気がします。

◆広報のヒント③:「文化になる」まで、寄り添い続ける

ソフトクリームやアイスクリームが、今や世界中で愛されているのは、
そのおいしさだけでなく、“日常に溶け込む存在”として、
人々の暮らしの中で親しまれ、育まれてきたからではないでしょうか。

広報も同じです。
一度の発信で驚きを与えるだけで終わらず、
その価値を伝え続け、生活の中に自然と根づいていくことが理想です。

ここで大切なのは、“当たり前”を当たり前にしない工夫を続けること。
届け方にひと工夫を加えることで、同じメッセージも「今の自分ごと」として受け取ってもらえるようになります。

たとえば――

  • 季節やイベントに合わせてSNSや社内報のトーンを変える
  • お客様のリアルな声を交えたストーリーに再構成する
  • 商品が“気づいたら手に取っていた”ような、自然な接点を演出する

広報の役割は、発信して終わりではなく、
“伝え続けることで、文化のように根づかせていくこと”。

それはつまり、「忘れられない存在にすること」ではなく、「気がつけばいつでもそばにある存在にすること」なのかもしれません。

◆4000年続く「伝える工夫」からの学び

ソフトクリームが今のように「説明いらず」の存在になるまで、
長い年月の中で、届ける人たちは何度も工夫を重ねてきました

広報に関わる私たちも、こんなふうに問いかけてみたいと思います。

  • この情報は、誰にとっての“初めて”なんだろう?
  • 魅力は本当に伝わっているだろうか?
  • 伝え続けることで、“文化”に育てていけるだろうか?

答えはきっと、発信する側の意志と工夫次第

「当たり前」をもう一度見直して、
「当たり前じゃなかった頃のときめき」を、今の言葉で届ける。

それが、私たち広報の仕事の、いちばんの醍醐味なのかもしれません。
――そんなことを、7月3日「ソフトクリームの日」に改めて感じました。

🛠当社のトータルサポートで、「伝えたい」を“伝わる形”に

ここで少しだけ…ちゃっかり宣伝タイムです(笑)

ソフトクリームが長く愛されてきたように、伝える仕事にも“仕込み”が大切。
私たち、東京文京区護国寺のデザイン会社、株式会社ユー・エス・エスは、
情報を整理し、魅力を引き出し、しっかり伝わる形に整えることをトータルでサポートしています。

たとえば:

  • 商品やサービスの想いを深掘りする【取材・編集】
  • 見た目の印象で心をつかむ【デザイン・撮影】
  • 信頼される発信を支える【文字校正・画像調整】
  • 高品質でしっかり届ける【印刷・Web制作】

企画からアウトプットまでワンストップで対応できるから、
「どこに頼めばいいかわからない…」というお悩みにもスムーズにお応えできます。

「もっとわかりやすく伝えたい」「もっと魅力的に見せたい」
そんな時は、どうぞお気軽にご相談くださいね。

小さな「なぜ?」から、大きなコンテンツを!

今日のブログ、いかがでしたでしょうか?
ソフトクリームの日に始まり、アイスクリームの奥深い歴史に触れ、最後はちゃっかり当社の宣伝まで…(笑)。

でも、私が本当に伝えたかったのは、日々の業務の中で見過ごしがちな「なぜ?」や「へぇ~!」といった小さな疑問や発見が、実は素晴らしいコンテンツの種になるということです。

  • なぜ、この商品は売れているんだろう?
  • なぜ、この広告は心に残るんだろう?
  • なぜ、この情報はこんなにも響くんだろう?

そんな風に、好奇心を持って周りを見渡してみると、広報のヒントは意外なところに転がっているものです。

そして、そのヒントを「どう表現するか」「どう伝えるか」で悩んだ時は、ぜひ私たちのような「伝えるプロ」を頼ってくださいね。

広報の仕事って、本当に奥が深くて、毎日が発見の連続ですよね。 これからも一緒に、心ときめくコンテンツ作りに励んでいきましょう!

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