こんにちは。
東京・護国寺のデザイン会社、株式会社ユー・エス・エスです。
当社では、広報誌や会報誌、社内報、会社案内、各種パンフレット、企業ホームページなどの企画提案からデザイン制作までをトータルでサポートしています。
皆さんは「八十八夜(はちじゅうはちや)」という言葉を耳にしたことがありますか?春の終わりから夏の始まりを告げる、日本ならではの季節の節目として知られています。この日は新茶の収穫期と重なり、縁起の良い日ともされています。実は企業の広報活動においても、この八十八夜を上手に活かすことで、季節感とブランド価値の両方を伝えることができるんです!
この記事では、八十八夜の意味や背景、広報に役立つ視点、そして最後には当社が手がけたハーブティーのパッケージデザインの事例もご紹介します。
「八十八夜」とは、立春から数えて88日目にあたる日のこと。暦の上では春の終わり、夏の入り口に位置する日です。2025年は5月1日(木)がその日にあたります。
数字の「八十八」は、末広がりで縁起が良い「八」が重なることから、古くから日本人にとって特別な意味を持ちます。また、漢字を組み合わせると「米」という字にもなることから、農業の繁栄や五穀豊穣の象徴ともされてきました。
この日が特に注目される理由は、「新茶」の収穫と密接に関わっているからです。気温が安定し、霜の心配もなくなる頃合い。この時期に摘まれた新茶は、香り・味ともに最も良いとされ、希少価値も高まります。
「八十八夜の新茶を飲むと長生きできる」といった言い伝えもあり、縁起物として贈り物にされることも多いのです。こうした背景を広報活動に取り入れることで、製品のストーリー性や季節感を効果的に伝えることができます。
茶どころで有名な静岡や宇治などでは、八十八夜にあわせて茶摘みのイベントや祭りが開催される地域もあります。地元の子どもたちが茶娘姿で新茶を摘む様子は、地域の風物詩となっています。
広報活動でこうした地域の文化や風景を紹介するのもひとつの手です。地元とのつながりをアピールすることで、企業としての信頼感や親しみを高めることができます。
「八十八夜の忘れ霜」という言葉があります。これは八十八夜を過ぎても油断していると霜害に遭うことを戒めたことわざです。農家にとっては気を引き締める時期でもありました。
また、俳句や短歌にも八十八夜が登場するものが多く、古くから日本人の暮らしや感性と結びついてきたことがわかりますね。
最近では、スーパーや百貨店で「八十八夜摘み」や「季節限定・新茶フェア」が開催されるなど、消費者にも身近な存在になっています。企業のSNSでも、季節の話題として「今日は八十八夜です」と投稿するだけで、自然と注目を集められることも。
このように、ちょっとした話題の切り口としても、八十八夜は広報担当者にとって使いやすい季節ネタといえるでしょう。
当社では、ある企業様からのご依頼で「ハーブティー」に合わせたパッケージデザインをお手伝いしました。
配布したお客様に好評で在庫が足りなくなり、リピートオーダーとなりました。
八十八夜は、単なる暦上の節目ではありません。季節の移ろいを感じさせ、しかも“縁起の良い日”として、消費者に自然と共感されやすい要素をたくさん含んでいます。
広報や販促に取り入れることで、商品の印象づけやブランドイメージの向上につながるでしょう。もし「八十八夜」や「新茶」など季節感をテーマにしたプロモーションをご検討中でしたら、ぜひ当社にご相談ください。パッケージデザインはもちろんのこと、カタログや冊子制作、Web展開まで一貫してご提案いたします。