株式会社ユー・エス・エス/上田写真製版所 ブログ

■デザイン印刷百科

◆プロのデザイナーから学ぶ、デザインの依頼時に注意する5つのポイント

制作会社にデザインを依頼するとき、何を言えば伝わるんだろう、、と
悩んでいるそこのあなた!
現役デザイナーが教える「これだけは注意してほしい!」という
5つのポイントを、わかりやすくご紹介します。


■デザイン依頼<5つのポイント>

1.「お任せ」はNG! 具体的なデザインイメージを伝えて
2. スケジュールは余裕をもって
3. 制作途中でデザインのテイスト、方向性を極端に変えない
4.ロゴ等は必ず元データ、写真データは高解像度を渡す
  (実寸サイズ350dpi以上が望ましい)
5. 原稿は必ずテキストで


●その1
「お任せ」はNG! 具体的なデザインイメージを共有しましょう

Q.デザインの知識がないのでプロにお任せしたいのですが…。
  どうやってイメージをデザイナーに伝えたらよいですか?


A. 
お客様とデザイナー双方で明確なビジョンを共有することが大切です。好きな色や、好みの雑誌、イメージに近いウェブサイトやデザイン素材、参考にしたい広告など、身近にあるものを使って、ご要望のイメージをお知らせください。
そこからデザイナーとイメージを擦り合わせていきましょう。


全て「お任せ」という依頼では、デザイナーはお客様が求めているイメージが分からず困ってしまいます。満足のいくデザインのものに仕上がったとしても、それは依頼者とデザイナーの感性やイメージがたまたま似ていたからであって、デザイナーの能力とは関係ありません。

「お任せ」ではなく、デザイナーの手を借りながらイメージをより具体的なものにしていくようにしましょう。

些細なワードを共有してくれるだけでも、そこからイメージや方向性を汲み取ることができます。全体イメージが固まっていなくても、「これは避けてほしい!」というNG要素を伝えるのも効果的です。デザイナーにとって最も大切なのは「依頼者とのイメージの擦り合わせ」なのです。

■POINT
  1. デザイナーの感性やイメージに頼らず、具体的な要望を伝える   
2. 些細なワードやNG要素も共有することが重要

スケジュールには余裕をもって、デザイナーに依頼を!

●その2
スケジュールは余裕をもって

Q.余裕を持ってスケジュールを組むにはどうすればよいですか?

A. 
まずはご希望の納期をお知らせください。
そこから逆算してスケジュールを組んでいきます。ただし、デザイン制作の時間はもちろん、仕上がりをチェックする時間や、上司や関係部署への確認時間も必要です。タイトなスケジュールの場合は、お客様ご自身のご協力が欠かせないこともご理解ください。


お客様が納得していただけるデザインを納品するまでには、アプリケーションを使った作業時間だけではなく「案出しの時間(イメージを考える時間)」「不足している情報や要素を調査する時間」が必要です。
この時間がないと、イメージ通りのデザインにならなかったり、修正を何度も繰り返したりと完成までに時間がかかり、双方にとってデメリットとなります。

でも、実際には急ぎでデザインを依頼されることが多いのですが…。
お急ぎでも、初期段階で全体のスケジュールをデザイナーと相談し、合意されることを強くお勧めします。

POINT
   1. お客様が納得していただけるデザインの作成には、イメージの考察や情報調査にも時間が必要
   2. 急ぎの依頼でも、デザイナー合意の上での全体スケジュールを!

●その3
制作途中でデザインのテイスト、方向性を極端に変えない

Q.制作途中ですが新しいアイデアを思いついたので取り入れたいんです。。。それはダメですか?

A. 
もちろん、クリエイティブなアイデアを即刻挿入することも大切です。
ただし、、、完全にデザインの趣向を変えることは制作時間やコストに影響を与えます。制作途中での大幅な変更は避け、デザイナーとのコミュニケーションを通じて、修正可能な範囲でアイデアを取り入れるようにしましょう。

デザインは、正解が一つではないので「こんなデザインもいいな」「あんな要素も取り入れてほしいな」と目移りしてしまう気持ちもわかります。でも、製作途中でお客様のご希望デザインイメージがまるっきり変わってしまったら、それまでの時間と労力が無駄になってしまいます。また、修正の回数制限を設けている場合や料金が高くなる可能性もあるので避けるべきです。

もし途中で新しいアイデアが浮かんだ場合は、デザインの全体的な流れを保ちつつ、一部に取り入れることを試みるならばいいかもしれません。

POINT
   1. 制作途中での大幅なデザイン変更は、時間やコストに影響を与えるため避けるべき
   2. 途中で新しいアイデアが浮かんだ場合は、修正可能な範囲で取り入れる


写真データは 350dpi以上でご支給ください

●その4
ロゴ等は必ず元データ、写真データは高解像度を渡しましょう
(実寸サイズ解像度350dpi以上が望ましい)

Q.でも私たちが持っているデータは写真やスクリーンショットだけです。元データを用意する方法がわかりません。

A. 
キレイな仕上がりのためには、元データが重要です。ロゴやマークを入れる場合は必ず元データで、写真データは、350dpi以上の高解像度画像をお送りください。
ロゴや写真を「WordやExcelに貼ってあるデータ」「スクリーンショット」などで送られるお客様がいらっしゃいますが、解像度が低く荒く見えるため仕上がりが美しくありません。関連部署にも声をかけたけれど、どうしても見つからない、、という場合は、まずはご相談ください。

原稿は、必ずテキストデータで!

●その5
原稿は必ずテキストで

Q1.原稿をテキスト形式で提供する理由は何ですか?

A1. 手書きや画像の文字原稿では、入力や文字校正の時間がかかり、入力ミスにも繋がるからです。原稿はコピペができるテキストでお送りください。

Q2.図表やグラフが含まれている原稿はどうすればいいですか?

A2.  テキストに変換可能な部分はWordなどのテキストデータで、図表やグラフ等はクリアに見えるjpg画像、または、PowerPointなど編集可能なデータでご提供ください。



デザイン依頼をする際には、これら5つのポイントを意識することで、お客様とデザイナーの間で円滑なコミュニケーションができると思います。

株式会社ユー・エス・エスでは、お客様の目標に合わせた効果的なデザインを提供することで、集客やリクルートなどのビジネスをサポートいたします。

社内報や広報誌、会報誌、会社案内、採用パンフレットなど、多くの実績がありますので、新規やリニューアルをご検討の際は、ぜひお気軽に当社までご相談ください

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