
こんにちは。
東京文京区護国寺にある、広報誌の企画から取材撮影、編集デザイン、文字校正、印刷&Web展開までトータルでお手伝いしている株式会社ユー・エス・エスです。
12月の街には、イルミネーションのきらめきと冬の香りがふわっと漂い、ふだんより少しだけ歩くスピードをゆるめたくなるような、そんな季節がやってきました。子どものころ、クリスマスの時期になると「どうしてトナカイは空を飛べるんだろう?」と、不思議に思った記憶はありませんか。サンタクロースが夜空を駆け抜ける姿を想像するだけで胸が温かくなった、あの頃の気持ちです。
今回のブログは、職場体験にいらしてくださった方が書いてくれた原稿をベースに、当社ブログとして整えた冬の読み物です。子ども心の不思議と、大人になった今だからこそ味わえる冬の静けさを重ねながら、クリスマスの物語をやさしくひもといていきます。
クリスマスは、キリストの誕生を祝う12月25日の祝祭として広まりました。日本では16世紀、フランシスコ・ザビエルら宣教師がもたらした文化が始まりで、戦後の商業イベントと融合し、いまのような「冬の楽しみ」として根づいたと言われています。
この季節になると、子どもたちの心をわくわくさせるサンタクロース。赤い服に白いひげ、丸いおなか、大きな袋。そして空を走るそりを引くトナカイたち。絵本から抜け出したような、この象徴的な姿には、実は深い歴史があります。
そのルーツとされているのが4世紀の聖ニコラウス。貧しい人々や子どもを助け、こっそり贈り物をする心優しい司教でした。彼の慈悲深い行いが長く語り継がれ、サンタクロース像の原点になったと言われています。
では、どうして“トナカイ”がサンタの相棒なのでしょうか。
北欧では昔から、雪原を越える移動手段として、トナカイがそりを引く文化がありました。雪道に強く、寒さにも負けない頼もしい存在。その実用的な姿が童話と結びつき、やがて「夜空を飛ぶトナカイ」という物語として広まったのです。
そしてもうひとつ。サンタのそりを引くトナカイたちには、実は名前があります。
ダッシャー、ダンサー、プランサー、ヴィクセン、ドナー、ブリッツェン、コメット、キューピッド。
どれもリズムが良く、口に出すとなんだか楽しくなるような音の並びです。
さらに1939年、アメリカの企業が冊子のために作ったキャラクター「赤鼻のトナカイ・ルドルフ」も登場します。鼻が赤いため仲間外れにされていたルドルフが、霧深いクリスマスの夜に自慢の赤い鼻でサンタを導く……そんな温かい物語です。
子どものころに聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
こうして見てみると、サンタとトナカイの世界は、大人が読んでもちょっと胸がほぐれる“小さな優しさの物語”でできていることに気づきます。
日本のクリスマスは、宗教行事というより“人と人の思いやりを交わす日”として親しまれています。プレゼントを贈ったり、ケーキを食べたり、街のきらめきを見に出かけたり。
この“冬の楽しみ方”は、戦後の商業文化とともに広まり、家庭のイベントとして定着しました。
興味深いのは、時代とともにクリスマスの過ごし方が柔らかく変化していること。家族で過ごす人、友人と食卓を囲む人、ひとりで静かな夜景を楽しむ人。それぞれの生活に合わせた“心地よい過ごし方”が増えたように感じます。
クリスマスの話題に触れると、文京区で冬に訪れたくなる場所があります。
それが当社のすぐ近くにある「東京カテドラル聖マリア大聖堂(関口教会)」です。
建築家・丹下健三の設計で1964年に完成したこの大聖堂は、天井を見上げると大きな十字が立ち上がるように光が交差し、ステンレスの外壁が冬の空気をまとうたびに表情を変える、美しい建築物です。
クリスマスの時期には、ステンドグラスから柔らかな光が差し込み、ゆっくり深呼吸したくなるような静けさが漂う素敵な教会は、ふっと気持ちを整えられる場所のひとつかもしれません。
忙しい12月でも、少しの工夫で季節のあたたかさを感じることができます。
例えば、、
お気に入りのアロマを焚いてみる。
デスクに小さなグリーンやオーナメントを飾る。
クリスマスソングを一曲だけBGMにしてみる。
仕事帰りに街の明かりをひとつ眺める、、など。
どれも手の届く、小さな“冬の楽しみ”。
年末の慌ただしさの中で、心の速度を少しだけ緩めてくれるような工夫です。
Q. クリスマスカラーはどうして「赤・緑・白」が多いの?
A. 赤はサンタの服、緑は常緑樹を象徴し、白は雪や純粋さを表すとされています。ヨーロッパの文化が背景にあり、組み合わせるだけで季節感を演出できるため、広報物のデザインにもよく使われる配色です。
Q. トナカイはなぜそりを引いているの?
A. 北欧の伝統では、雪原で荷物を運ぶ手段としてトナカイが活躍していました。その文化が物語に取り入れられ、やがて“サンタの相棒”として世界に広まりました。
クリスマスは、誰かを想う気持ちや、1年を振り返る静かな時間が自然と生まれる季節です。子どものころの不思議と、大人になってから気づく美しさ。その両方が重なって、12月を特別な時間にしているのかもしれません。
このブログを読んでくださった方の心にも、ひとつ小さな灯りがともりますように…
どうぞあたたかい冬をお過ごしください。