こんにちは。
かわいらしい犬猫・動物のカレンダーを専門に、50部から名入れ印刷をしている「ペットのカレンダー屋さん」です。
9月1日は「防災の日」。
1923年に発生した関東大震災を教訓に制定された日で、災害への備えを忘れないようにと全国で防災訓練や啓発活動が行われています。地震や台風、大雨など災害の多い日本では、日常的に備えを意識することは欠かせません。
とはいえ、防災の話題になると「人間用の非常食」や「懐中電灯」「モバイルバッテリー」といった人間用のグッズの準備ばかりに目が向きがちです。犬や猫と暮らしている方にとって、守るべき大切な家族は、人間だけでなく共に過ごすペットの存在も同じです。防災の日は、「ペットと一緒にどう生き延びるか」を考える日でもあるのです。
「災害が起きたら、うちの子を避難所に連れていけるの?」
そんな不安を持つ飼い主さんは多いと思います。
実は、環境省は「ペットは同行避難が原則」としています。つまり、避難所まで一緒に連れて行くことが推奨されているのです。東日本大震災では、やむを得ずペットを置き去りにした事例が多く、その経験が方針を変えるきっかけになりました。
ただし、「同行避難」と「同伴避難」は違います。
同行避難は原則でも、同伴避難は地域や避難所によってルールが異なります。体育館の隅や屋外のテントで過ごすケースもありますし、同じ室内で過ごせる場所もあります。だからこそ、住んでいる自治体の防災計画を事前に確認しておくことが大切です。
犬は散歩などで外に出ることに慣れている分、避難の際も比較的スムーズに動けますが、避難所では「吠え声」がトラブルの原因になることも。普段から声かけで落ち着ける習慣をつけておくと安心です。
猫は環境の変化が苦手です。突然キャリーに入れられるとパニックになって逃げ出す危険もあります。普段からキャリーを「安心できる場所」として使わせておくと避難時に役立ちます。
「防災の日」には、人間用とあわせてペット用の備えも見直してみましょう。
特にフードは消費期限が短いため、ローリングストック(普段から食べて新しいものに入れ替える方法)がおすすめです。
防災は「特別なこと」ではなく、日常生活の延長にあります。
こうした小さな工夫を積み重ねることで、いざというときの行動がずっと楽になります。
非常食や懐中電灯をチェックするのと同じように、ペットフードやキャリー、迷子札も見直してみる。
そうした習慣が、飼い主にもペットにも安心をもたらします。
そして、防災の日は「備える日」であると同時に、「暮らしを整える日」でもあります。ペットの寝顔を見て心が和むように、日々の安心や癒しがそのまま防災につながるのです。
私たち「ペットのカレンダー屋さん」では、犬や猫など動物のかわいらしいデザインを使ったカレンダーに名入れ印刷を行っています。動物病院やペット関連のお店が配布すれば、飼い主さんの日常に寄り添いながら、暮らしを整える小さな安心にもつながるはずです。
防災の日をきっかけに、「もしもの備え」と一緒に「毎日の暮らしをどう豊かにするか」も考えてみませんか。