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ペットのカレンダー屋さん

◆防災の日に考える、犬や猫と一緒の備え

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犬と猫が非常用持ち出し袋と一緒に座る防災の日イラスト|ペットと一緒の防災対策・名入れ対応のペットカレンダー専門店「ペットのカレンダー屋さん」コラム
防災の日に考える、犬や猫と一緒の備え


こんにちは。
かわいらしい犬猫・動物のカレンダーを専門に、50部から名入れ印刷をしている「ペットのカレンダー屋さん」です。

9月1日は「防災の日」。
1923年に発生した関東大震災を教訓に制定された日で、災害への備えを忘れないようにと全国で防災訓練や啓発活動が行われています。地震や台風、大雨など災害の多い日本では、日常的に備えを意識することは欠かせません。

とはいえ、防災の話題になると「人間用の非常食」や「懐中電灯」「モバイルバッテリー」といった人間用のグッズの準備ばかりに目が向きがちです。犬や猫と暮らしている方にとって、守るべき大切な家族は、人間だけでなく共に過ごすペットの存在も同じです。防災の日は、「ペットと一緒にどう生き延びるか」を考える日でもあるのです。

■ペットも一緒に避難できる?

「災害が起きたら、うちの子を避難所に連れていけるの?」
そんな不安を持つ飼い主さんは多いと思います。

実は、環境省は「ペットは同行避難が原則」としています。つまり、避難所まで一緒に連れて行くことが推奨されているのです。東日本大震災では、やむを得ずペットを置き去りにした事例が多く、その経験が方針を変えるきっかけになりました。

ただし、「同行避難」と「同伴避難」は違います。

  • 同行避難:飼い主とペットが一緒に避難所へ行くこと
  • 同伴避難:避難所の同じスペースで生活できること

同行避難は原則でも、同伴避難は地域や避難所によってルールが異なります。体育館の隅や屋外のテントで過ごすケースもありますし、同じ室内で過ごせる場所もあります。だからこそ、住んでいる自治体の防災計画を事前に確認しておくことが大切です。

■犬と猫、それぞれに必要な備え

🐶犬の場合

  • 首輪・リード・迷子札を常につける
  • キャリーやクレートに入る練習をしておく
  • 吠えやすい子は落ち着かせる習慣づけを

犬は散歩などで外に出ることに慣れている分、避難の際も比較的スムーズに動けますが、避難所では「吠え声」がトラブルの原因になることも。普段から声かけで落ち着ける習慣をつけておくと安心です。

🐱猫の場合

  • キャリーを普段から部屋に置いて慣れさせる
  • 脱走防止に洗濯ネットを用意する
  • 簡易トイレや猫砂を備える

猫は環境の変化が苦手です。突然キャリーに入れられるとパニックになって逃げ出す危険もあります。普段からキャリーを「安心できる場所」として使わせておくと避難時に役立ちます。

■ペット用防災グッズ・チェックリスト

「防災の日」には、人間用とあわせてペット用の備えも見直してみましょう。

  • フードと水(最低3日、できれば1週間分)
  • 常備薬やサプリメント
  • ワクチン証明書や診察券
  • 全身の写真、飼い主とのツーショット
  • 犬:ペットシーツ、猫:猫砂・簡易トイレ
  • タオルや毛布、ブラシなど慣れた日用品

特にフードは消費期限が短いため、ローリングストック(普段から食べて新しいものに入れ替える方法)がおすすめです。

■日常の延長にある防災

防災は「特別なこと」ではなく、日常生活の延長にあります。

  • 避難所や一時預かり先を事前に調べておく
    自治体の防災マップに加え、動物と一緒に過ごせる避難所や一時預かり施設を確認しておくと安心です。散歩のときに近くの避難所を確認してみるとよいでしょう。
  • 非常用品の置き場所を共有しておく
    水やフード、薬、キャリーなどの備えをどこに置いてあるかを、家族全員が把握しておくことが大切です。誰でもすぐに持ち出せるようにしておくと、いざという時に慌てずに行動できます。
  • 定期的にキャリーやクレートに入る練習をする
    月に一度、短時間でも入る習慣をつけておくことで、いざという時のストレスが減ります。

こうした小さな工夫を積み重ねることで、いざというときの行動がずっと楽になります。

■防災の日は“暮らしを見直す日”

非常食や懐中電灯をチェックするのと同じように、ペットフードやキャリー、迷子札も見直してみる。
そうした習慣が、飼い主にもペットにも安心をもたらします。

そして、防災の日は「備える日」であると同時に、「暮らしを整える日」でもあります。ペットの寝顔を見て心が和むように、日々の安心や癒しがそのまま防災につながるのです。

私たち「ペットのカレンダー屋さん」では、犬や猫など動物のかわいらしいデザインを使ったカレンダーに名入れ印刷を行っています。動物病院やペット関連のお店が配布すれば、飼い主さんの日常に寄り添いながら、暮らしを整える小さな安心にもつながるはずです。

防災の日をきっかけに、「もしもの備え」と一緒に「毎日の暮らしをどう豊かにするか」も考えてみませんか。

👉 [ペットのカレンダー屋さん公式サイト]

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