
編集とは“原稿を選び、並べ、判断する仕事”
原稿がそろったあとに始まるのが、社内報づくりの本当の山場「編集」です。編集とは、文章を直すことではなく、集まった原稿をどう選び、どう並べ、どんな判断をするかという仕事。今回は、原稿が複数そろった段階で担当者が迷いやすいポイントと、誌面全体を整える考え方を実務目線で整理します。
こんにちは。
東京・文京区護国寺で、社内報づくりを企画から取材、デザイン、校正、印刷までトータルでサポートしている株式会社ユー・エス・エスです。
原稿が集まり、写真もそろい、「これで一安心」と思った瞬間から、実は編集の仕事が本格的に始まります。
どの原稿をどう載せるか、どこを削るか、どう並べるか。
第20回では、そんな編集担当者の判断の仕事に焦点を当てます。
A1. 編集は、原稿の良し悪しを評価する仕事ではありません。
「良い原稿だから載せる」「良くないから削る」と考えると、判断が止まってしまいます。
大切なのは、その原稿が今号の誌面でどんな役割を果たすかです。
主役として大きく扱う原稿、補足として短く紹介する原稿、囲み記事に回す原稿──
役割を分けて考えることで、すべての原稿に居場所をつくることができます。
A2. これは編集の現場ではごく普通に起こります。
重要なのは、原稿単体の完成度よりも、並べたときに読みやすいかどうかです。
熱量の高い原稿が続きすぎていないか、情報量が一部に偏っていないか。
全体を俯瞰して見直し、必要に応じて分量を調整したり、順番を入れ替えたりするのも編集の大切な仕事です。
A3. 企画と完全に一致しない原稿が出てくるのは珍しいことではありません。
その場合、すぐに「使えない」と判断する必要はありません。
本文から切り離して囲みにする、短く要点だけを抜き出す、別コーナーに回す──
直す・削る以外の選択肢を持つことで、原稿を活かしながら誌面全体を整えることができます。
A4. 編集判断がぶれやすいときは、判断軸が共有されていないことが原因です。
こうした軸を言葉にしてから原稿を見ると、編集会議での判断がスムーズになります。
編集とは、原稿をきれいに直すことではありません。
集まった原稿の中から、今号にふさわしいものを選び、並べ、判断する仕事です。
すべてを載せることが最善とは限りません。
読者にとって読みやすく、伝わりやすい誌面をつくるために、
編集担当者の「判断」が社内報の質を大きく左右します。
Q. 書いてくれた人に申し訳なくて削れません。
A. 削るのではなく、「役割を変える」と考えると判断しやすくなります。
Q. 上司と編集部で判断が割れます。
A. 原稿単体の好みではなく、今号の目的に立ち返って話し合うことが大切です。
Q. すべて載せたら、読みにくい誌面になりました。
A. 情報量が多いほど、編集の取捨選択が重要になります。
原稿は集まったけれど、どう誌面にまとめればいいか迷う──
そんな段階こそ、編集のプロの視点が役立ちます。
株式会社ユー・エス・エスでは、原稿整理から編集判断、誌面構成、文字校正まで含めて、
社内報づくりをトータルでサポートしています。
護国寺を拠点に、実務に寄り添った編集のお手伝いを行っています。