株式会社ユー・エス・エス/上田写真製版所 ブログ

■デザイン印刷百科

◆読みやすい「段組」のススメ

雑誌やタウン誌に比べて、社内報や広報などは、「文章」がページ内を多く占めます。
文章を読みやすくするための方法として、「段組(だんぐみ)」というものがあります。

「段組(だんぐみ)」とは、「文章を複数の段に分けて配置する」ことです。


今回は、段組を使用するメリットや注意点を紹介します。

人は文章を読む時、視線の動きが大きいとストレスを感じると言われています。
1行が長いと、次の行へ移るときの視線の移動距離が長くなるために、文章の内容を理解する集中力や理解度が下がってしまいます。
段組は1行の長さを短くし(1行の文字数を減らし)、読み手のストレスの軽減・理解度を向上させるために有効な方法です。

例えば、1行の長さが長く、段組を使用しないと、

どうですか?1行が長く、伝えたいことがなかなかわかりにくいですよね。

そこで段組を使用し、1行の長さを短くすると、

1行の長さを短くすることで、次の行に移動する視線の動きが小さくなり、可読性が上がります。

段組を使用する際の注意点として、

段の間隔をあける……段と段の間隔が近いと、段が繋がって見えてしまうので、間隔を広くあけます。
行のラインを揃える……段ごとに文章のブロックはまとまっています。その際に行のラインが段によってバラバラだとまとまりがなくなってしまうので、しっかりと揃えることが必要です。
行の間隔を調整する……これは段組に限ったことではありませんが、行間をしっかり調整しておくとさらに可読性が上がります。

1行の文字数は、「20〜30文字程度」が適切と言われています。
特に社内報は、若手社員から経営幹部まで幅広い世代に読まれるので、だれでも「読みやすい」レイアウトを心がけるとよいでしょう。

ユー・エス・エスでは、様々な企業様の社内報制作実績があります。
日々「読みやすい」デザインを研究しており、社内報や広報などのデザインをお手伝いします。
お気軽にお問合せください。

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