株式会社ユー・エス・エス/上田写真製版所 ブログ

日々のこと・コラム
2026/2/13 2026/2/18

◆亀戸天神「鷽(うそ)替え神事」で心を整える冬の一日

画像はイメージです

文:職場体験スタッフ

※本記事は、東京しごとセンター(女性しごと応援テラス)の再就職支援プログラムの職場体験に参加された方が書いた原稿をもとに、当社にて構成・表現を整えて掲載しています。


仕事に追われる毎日の中で、ふと「少し立ち止まりたいな」と感じる瞬間はありませんか。
そんな私が今年訪れたのが、亀戸天神社の「鷽替え神事」でした。

きっかけは、ChatGPTに入力したひと言。

「東京都の今週末のイベントでおすすめを教えて」



そこで紹介されたのが、”去年の悪い出来事を嘘に変える”といわれるこの神事。その言葉に惹かれ、私は冬の亀戸へ向かいました。

鳥居・梅・スカイツリーに包まれる朝

境内の入口に立った瞬間、思わず足が止まりました。
鳥居の向こうに咲く梅。その奥には、空に伸びる東京スカイツリー。
都会にいながら、こんなにも季節を感じられる場所がある――思わずスマホを取り出し、何枚も写真を撮影しました。

鷽替え神事とは

鷽替え神事とは、「前年の災いや失敗を”嘘(うそ)”に変え、福に転じる」といわれる伝統行事です。
木彫りの鷽を授かり、一年ごとに少しずつ大きなものへ替えていくのが習わし。これは、自分の成長や積み重ねを確かめる意味も込められています。

3時間待ちのリアル

今年の鷽替え神事は土曜日開催。11時ごろ到着した時点で、境内はすでに長蛇の列でした。お守りを授かる行列は、境内を一周し、何度も折り返すほど。
結果的に、待ち時間は約3時間。いただけたのは14時すぎでした。

正直、長い待ち時間でしたが――空を眺めたり、本を読んだりしながら過ごす時間は、忙しい日常では得られない贅沢なひとときでした。

「去年の私、おつかれさま」と思えた瞬間

ようやく手にした、小さな木彫りの鷽。丸くて、どこか愛らしい姿に、自然と笑顔になります。
私は心の中で、そっとつぶやきました。
「去年の私、よく頑張ったよね」
仕事の失敗も、迷いも、不安も。すべてをこの鷽に預けたような気がしました。

御朱印と切り飴、小さなご褒美

参拝後、御朱印をいただくと、鷽や梅の形をした切り飴も一緒に授かりました。
小さくてかわいい飴は、まるで自分へのご褒美。帰りの電車でひとつ口に入れると、やさしい甘さが心までほどいてくれました。

初めての方へ

到着時間:午前中早めがおすすめ。11時到着は混雑覚悟で。
サイズ切れに注意:午後になると希望のサイズがなくなる場合あり。
防寒対策:長時間待機あり。カイロ、マフラー必須。

Q&A|「嘘に替える」とはどういう意味?

Q. 鷽替え神事でいう「嘘に替える」とは、どのような意味なのでしょうか?
A. 過去の出来事をなかったことにするというより、
一年の区切りとして気持ちを切り替えるきっかけとして親しまれています。
災いや失敗を手放し、新しい気持ちで一年を始めようという願いが込められています。

心を整える時間を、形に

今回の体験を通して感じたのは、人の心に残るのは”小さな物語”なのだということでした。並んだ時間、撮った写真、手にした鷽。すべてが、かけがえのない記憶になります。

株式会社ユー・エス・エスは、東京・文京区護国寺を拠点に、広報誌の企画提案、取材・撮影、デザイン制作を通して、体験や想いが伝わる表現を大切にしています。

【編集後記】
ChatGPTで見つけたイベントから始まった冬の小さな冒険。
東京しごとセンター(東京しごとテラス)の再就職支援プログラムの職場体験スタッフが綴ったこの記事には、忙しい日常の中でふと立ち止まることの大切さが詰まっています。長い待ち時間も含めて、すべてが心を整える時間になる。そんな体験の魅力が、シンプルな言葉で伝わってきます。

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