
こんにちは。
東京・文京区護国寺を拠点に、文字校正を得意とするデザイン会社、株式会社ユー・エス・エスです。
校正作業をしていると、
「何度も確認したはずなのに、あとからミスに気づいた」
「別の人が見たら、すぐ分かったと言われた」
そんな経験はないでしょうか。
これは注意力や経験の問題というより、原稿の“見方”が固定されていることによって起こるケースがほとんどです。
今回は、校正作業の中でも基本でありながら意識されにくい、
「目線を変える」という校正の考え方について整理します。
校正中は、どうしても本文を「意味が通るか」「内容が理解できるか」という読み方で追いがちです。
一度理解した文章は、無意識のうちに頭の中で補いながら読んでしまうため、多少の誤りがあっても違和感として引っかかりにくくなります。
さらに、誌面の場合は本文だけでなく、見出し・囲み・色・注記・ページ番号など、複数の要素が同時に目に入ります。ところが、読みが本文に集中していると、周辺要素は「見えているのに見ていない」状態になり、食い違いや抜けを見逃しやすくなります。
つまり、文章として“読めてしまう”ことと、誌面を“慣れた見た目”として眺めてしまうことの両方が、見落としの原因になります。これは誰にでも起こることで、経験の長さだけでは防げません。
ここでいう「目線を変える」とは、内容を作り直したり、表現を大きく書き換えたりすることではありません。
同じ原稿でも、確認する対象や目的を意識的に切り替えることを指します。
たとえば本文なら、
誌面なら、
というように、見る対象を切り替えます。
文章を“読む”だけでなく、誌面全体を情報として点検する状態に切り替える――これが校正でいう「目線を変える」という考え方です。
目線を切り替えることで、本文を読んでいるだけでは気づきにくい違和感が見えやすくなります。たとえば次のようなポイントです。
加えて、社内報や広報誌では本文以外の要素が誤解や見落としの引き金になることもあります。
文章として自然かどうかだけでなく、誌面全体として情報が正しく、迷いなく読めるかという視点に立つと、レイアウトを見ていて初めて気づく誤りも拾えるようになります。
Q|何度も確認しているのに、なぜ見落としが出てしまうのでしょうか?
A|多くの場合、同じ“見方”で原稿を追い続けていることが原因です。
内容を理解する読み方に慣れてしまうと、文字や配置の違和感を頭の中で補って読んでしまい、誤りに気づきにくくなります。
読む回数や丁寧さの問題ではなく、「どう読むか」という視点の問題であることがほとんどです。
Q|では、校正ではどう読むのがよいのでしょうか?
A|必ずしも確認時間を増やす必要はありません。
読む時間や回数よりも、「何を見るか」「どこを見るか」を切り替えることで、同じ時間でも気づけるポイントは増えます。
本文だけでなく、見出しや囲み、目次などを見る視点を意識的に変えることが効果的です。
Q|レイアウトを見るのは、デザイン側の役割ではないのですか?
A|最終的に読者に届くのは、文章とレイアウトが合わさった“誌面全体”です。
校正では、内容を書き換えるのではなく、情報として正しく伝わるかという観点で、本文以外の要素にも目を向けます。
レイアウトを見て初めて気づく誤りがあるのも、校正の現場ではよくあることです。
校正というと「文章を丁寧に読む作業」というイメージを持たれがちです。
しかし社内報や広報誌では、読者に届くのは本文だけではありません。見出し、囲み、色、注記、目次、インデックス――それらを含めた誌面全体が、ひとつの情報として読まれます。
だからこそ校正では、同じ原稿でも
へと視点を切り替えることが大切です。
目線を切り替えるだけで、これまで見えなかった違和感や食い違いに気づけることがあります。
それが見落としを減らし、媒体の信頼性と読みやすさを支える校正の力です。
株式会社ユー・エス・エスでは、
社内報や広報誌の文字校正・編集サポートに加え、
既存のデザイン制作をはじめ、取材・編集・撮影、Webページ制作、動画作成まで幅広く対応しています。
文章構造のチェックや表現の整理といった校正業務と、
誌面デザインやビジュアル制作を切り離さず、一体で考えられる体制が私たちの強みです。
本文だけでなく、見出しやレイアウトを含めた「誌面全体」を視野に入れ、
読みやすく、誤解のない社内報づくりをサポートします。
校正体制の見直しや制作フローのご相談も、お気軽にお声がけください。
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