株式会社ユー・エス・エス/上田写真製版所 ブログ

社内報企画提案
2026/1/28

◆【社内報企画提案06】インタビュー記事なのに「本人不在」?社内報のマンネリをぶち壊す禁断のアプローチ

こんにちは。
東京・文京区護国寺を拠点に、社内報や広報誌、会社案内、Web制作まで手がけている、株式会社ユー・エス・エスです。

「今月号の社員紹介、誰にしよう…」
「いつも同じような『頑張ります!』記事で飽きた…」
そんな悩みを抱える社内報担当者の皆さま、思い切って本人に話を聞かないという選択をしてみませんか?

今回は、あえて主役をインタビューせず、周囲の証言だけでその人物像を浮かび上がる本人不在の社員紹介という企画案をご紹介します。

イメージは、かつてのヒット映画『桐島、部活やめるってよ』です。主人公の桐島が一度も姿を現さないことで、周囲の動揺や熱量がよりリアルに伝わってきた、あの独特の面白さを社内報に取り入れてみる企画です。

この記事でわかること

  • なぜ「本人不在」の人物紹介が読まれるのか
  • 周囲の証言だけで、人物像を立体的に伝える方法
  • 社内報のマンネリを打ち破るための具体的な構成案

なぜ「本人不在」が面白いのか?

これまでの社員紹介は、本人が「私はこう考えて、こう努力しました」と語るスタイルが主流でした。しかし、これには2つの弱点があります。

  1. 謙虚な日本人には「自画自賛」が難しい: 本当にすごい人ほど、自分の実績を控えめに話してしまい、記事が薄くなる。
  2. 読者に「予定調和」だと思われる: 「どうせ会社向けのいい話でしょ」という色眼鏡で見られてしまう。

これを「周囲の視点」に切り替えるだけで、記事のリアリティと温度感は一気に高まります。

企画の骨組み:10人の証言で作る「人物プロファイル」

例えば、営業部のエース・佐藤さんを紹介する場合、構成はこうなります。

  • タイトル: 「営業部・佐藤健一の正体。~16人の証言から浮かび上がる素顔~」
  • 誌面構成: 佐藤さんの大きなポートレート(または仕事中の隠し撮り風ショット)を中心に配置し、その周りを吹き出しで埋め尽くします。

【証言のバリエーション】

  • 上司から: 「彼の提案書は、実は一カ所だけ必ず『ツッコミどころ』が作ってある。相手を巻き込む高度な技術だよ」
  • 部下から: 「佐藤さんが外回りから戻ると、フロアの空気がパッと明るくなる。理由は分からないけど、あれが才能だと思う」
  • 受付スタッフから: 「毎朝、誰よりも丁寧に挨拶してくださるのは佐藤さんです」
  • 同期から: 「あいつ、実は入社1年目に大失敗してトイレで泣いてたんですよ(笑)」

この企画がもたらす「3つの効果」

1. 第三者視点だからこそ伝わる、真の魅力

日本人は謙虚な方が多いため、本人のインタビューだとどうしても控えめな表現になりがちです。そこをあえて周囲が語る形にすることで、本人が語る以上にその人の功績や人柄が立体的に浮かび上がり、読者の心に真っ直ぐ届く記事になります。

2. ポジティブな視点が循環するきっかけに

この企画の面白いところは、制作プロセスそのものにあります。取材を通して多くの社員が「〇〇さんの素敵なところ」を改めて探し、言葉にする。そのプロセス自体が、社内に温かな称賛の空気を広げ、互いを認め合う文化を育む一助になるかもしれません。

3. 「つい気になってしまう」知的好奇心を刺激

「主役が語らない」という少し変わった構成は、読者の「のぞき見したくなる心理」をそそるスパイスになります。「周囲にはどう見えているのか?」という視点は、全社員が自分事として捉えやすく、普段のインタビュー記事とは一味違ったワクワク感を持って読み進めてもらえるはずです。

企画成功のポイント

  • 多角的な人選: 上司・同僚・後輩だけでなく、他部署など意外な視点も混ぜる。
  • 「隙」を隠さない: 完璧な凄さだけでなく、愛される失敗談や意外な一面を盛り込み人間味を出す。
  • ビジュアルの対比: 本人の「キメ顔」ではなく、仕事に没頭する「無意識の姿」を写真に収める。

期待される効果

  • 客観的な信頼: 第三者の証言が並ぶことで、本人が語る以上の説得力と称賛が生まれる。
  • 社内コミュニケーションの活性化: 取材プロセス自体が「他人の良いところ探し」というポジティブな連鎖を作る。
  • 高い読了率: 「自分はどう見られているか」という全社員共通の関心を刺激し、隅々まで読まれる。

取材・執筆時のセルフチェック

「身内ノリ」に終始していないか?: 特定のグループにしか伝わらないエピソードになっていないか確認する。
証言のバランスは取れているか?: 褒め言葉ばかりでなく、エピソードの深み(苦労や変化)が含まれているか。
本人の「らしさ」が浮き彫りか?: 読み終えた後に「やっぱり〇〇さんらしいな」という読後感が残るか。

参考ラフレイアウト


株式会社ユー・エス・エスでは、
こうした「少し視点をずらした社内報企画」の立案から、
取材設計・編集・デザインまでを一貫してサポートしています。

「人物紹介がワンパターンになってきた」
「読了率を本気で上げたい」

そんなときこそ、
“本人不在”という逆転の発想を試してみませんか。

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