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◆和敬清寂とは?ビジネスや広報活動に活かす4つの心得

和敬清寂とは?
和敬清寂とは?

こんにちは。広報やデザインの現場で、「正確に、そして魅力的に伝える」ためのお手伝いをしている株式会社ユー・エス・エスです。

先日、旅先でお茶室を拝見する機会があったのですが、静かな茶室に一歩入ると、床の間に掛けられた「和」の筆文字のお軸が目に入り、学生時代に所属していた茶道部のことを思い出しました。
当時、先生から何度も耳にしたのが「和敬清寂(わけいせいじゃく)」という言葉。茶道の精神を表すこの四文字は、お茶の場だけでなく、現代の仕事にも通じる大切な心得だとあらためて感じましたので、簡単にご紹介いたします。

■和敬清寂の意味

1. 和(わ)=調和

人や自然と争わず、心を通わせて場の雰囲気を和らげること。
茶室では亭主と客、そして季節や道具が調和することを大切にします。

2. 敬(けい)=敬意

相手や物事を尊び、感謝の気持ちを忘れないこと。
人間関係だけでなく、茶道具や食材など、すべてに敬意を払います。

3. 清(せい)=清らかさ

見た目や環境を清潔に保つだけでなく、心の曇りを取り去ること。
水や茶器を清める所作にも表れています。

4. 寂(じゃく)=静けさ・落ち着き

騒がしさや欲を離れ、静かで安らかな境地に至ること。
にぎやかな場の中にも心の静けさを保ちます。

■広報活動への応用:「和敬清寂」を意識する4つの視点

和=調和を意識した情報発信

  • 部署間の温度差や意見の違いを調整し、メッセージを一つにまとめる
  • 社内報で現場と本社、社員と経営層をつなぐ記事構成を考える

広報の仕事は、異なる立場の人々をつなぎ、共通の理解を生む「橋渡し役」です。

敬=敬意のある取材・発信

  • 取材相手の話を引き出すだけでなく、記事で感謝を言葉にする
  • 写真撮影では人物や商品を丁寧に扱い、価値を高める構図を選ぶ

敬意は文章や写真からも伝わります。「雑に扱われていない」という印象は、ブランドイメージを守る力になります。

清=誠実で透明性のある情報

  • 誇張や不確かな数字は使わず、事実を正しく提示する
  • 写真の背景や不要物を整理して、すっきりとした印象にする

“清らかさ”は、広報では「信頼性」と直結します。誤解を招かない発信は、長期的な信頼を築きます。

寂=冷静で落ち着いた判断

  • 話題性だけでなく、企業の価値観と整合性があるかを吟味する
  • 季節や文化を意識し、落ち着きのあるデザインや言葉選びをする

広報はスピード感も大事ですが、「待つ勇気」や「静かに伝える力」もブランド力の一部です。

■「和敬清寂」で広報が変わること

茶道の心得は、一見ビジネスと関係ないように見えて、本質は同じです。

  • :組織や顧客との関係を円滑にする
  • :関係者の信頼を得る
  • :発信の信頼性を高める
  • :冷静な判断でブランドを守る

この4つを意識することで、短期的な反応に一喜一憂する広報から、長期的に企業価値を高める広報へと変わっていきます。

「和敬清寂」の心得は、広報やデザインの現場でも、調和・敬意・誠実さ・落ち着きといった形で息づかせることができます。

当社では、取材・撮影から編集、企画デザイン、文字校正、印刷、Web制作まで、理念を形にするトータルサポートが可能です。ブランド価値を高める広報や、誠実で信頼感のある企業発信をご検討の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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