こんにちは。
東京文京区護国寺の写真撮影が得意なデザイン会社、株式会社ユー・エス・エスです。
「難しそう…」と思うかもしれませんが、いくつかのポイントを押さえれば、誰でも美しい花火を収めることができます。
今回は、カメラ初心者さんでも実践できる花火撮影のコツをご紹介します!
花火撮影は、本番での素早い対応が求められます。だからこそ、事前の準備が成功のカギを握ります。
三脚は必須!
花火の光跡を美しく写し取るには、カメラをしっかり固定できる三脚が不可欠です。ブレのないシャープな写真を撮るためにも、安定性の高いものを選びましょう。
レリーズ(リモートシャッター) も忘れずに
カメラ本体に触れると、ブレの原因になります。レリーズを使えば、カメラに触れずにシャッターを切れるので、よりブレの少ない写真が撮れます。ワイヤレスタイプが特におすすめです。
予備バッテリーと大容量SDカード
長時間露光はバッテリーを消耗します。また、何枚も撮影するため、SDカードの容量も多めに準備しましょう。せっかくのシャッターチャンスを逃さないためにも、万全の備えを。
レンズ選びは広角~標準がおすすめ
花火全体を収めたいなら広角レンズ、特定の打ち上げ花火をクローズアップしたいなら標準レンズが便利です。迷ったら、キットレンズの広角側で試してみましょう。
暗闇でも役立つアイテム
会場は暗いので、ライトがあると便利です。ただし、周りの人の迷惑にならないよう、小型のライトやヘッドライトを用意し、使用は最小限にとどめましょう。
ここが一番のポイントです。以下の設定を参考に、あなたのカメラでぜひ試してみてください。
撮影モードは「M(マニュアル)」
花火撮影では、カメラが自動で露出を決めるオートモードだと、意図した明るさにならないことがあります。自分で露出をコントロールできるマニュアルモードに設定しましょう。
ISO感度は低めに!(ISO 100~200)
ISO感度を上げすぎるとノイズが増えてしまいます。光量の多い花火は、感度を低めに設定しても十分に写ります。ノイズを抑えてクリアな写真を撮るために、ISO 100~200を目安にしましょう。
F値(絞り) は「F8~F16」
F 値を絞る(数字を大きくする)ことで、被写界深度が深くなり、花火全体にピントが合いやすくなります。また、光の線がシャープに写りやすくなる効果もあります。
シャッタースピードは「2秒~10秒(バルブモードも活用)」
これが花火撮影の肝!
シャッタースピードを長くすることで、花火が打ち上がってから開いて、消えるまでの光の軌跡を1 枚の写真に収めることができます。
・2~5秒: 一発一発の花火の形を捉えたい場合。
・5~10秒: 花火の軌跡を長く残したい場合。
バルブモード:シャッターボタンを押している間だけシャッターが開くモードです。複数の花火が上がるタイミングに合わせてシャッターを開閉することで、1 枚の写真に複数の花火を収めることができます。特に、フィナーレなどで威力を発揮します。
ピントは「マニュアルフォーカス(MF)で無限遠に!
暗闇の中でオートフォーカス(AF) ではピントが合いにくいので、マニュアルフォーカスに切り替えましょう。ピントは無限遠(レンズの∞マーク)に設定します。不安な場合は、花火が上がる前に遠くの街灯などにピントを合わせて、そのままMFに切り替える方法も有効です。
手ブレ補正はOFF!
三脚を使用する場合は、手ブレ補正機能はオフにしましょう。オンにしたままだと、かえってブレの原因になることがあります。
少し早めに場所取りを!
良い場所はすぐに埋まってしまいます。花火が始まる前に、開けた場所で三脚を立てられるスペースを確保しましょう。周囲の迷惑にならないよう配慮も忘れずに。
試し撮りをして調整しよう
花火が始まる前に、空に向けて試し撮りをしてみましょう。明るさやピントが適切かを確認し、必要であれば設定を微調整します。
打ち上げのタイミングを予測する
花火は一定のリズムで打ち上げられることが多いため、シャッターのタイミングを予測して切ることで、より美しい写真が撮れます。
構図を工夫する
花火だけを写すだけでなく、手前に街の灯りや観客のシルエットなどを入れると、よりストーリー性のある写真になります。
焦らず、たくさん撮る!
最初から完璧な写真はなかなか撮れません。設定を変えながら、たくさんの写真を撮ってみましょう。失敗を恐れずに、楽しみながらシャッターを切り続けることが上達の秘訣です。
いかがでしたでしょうか?
スマホでは味わえない、ダイナミックで美しい花火の写真をカメラで撮る体験は、きっと夏の素晴らしい思い出になります。
今回のヒントを参考に、ぜひ今年の夏はカメラで花火撮影に挑戦してみてください。そして、あなただけの最高の花火写真を残しましょう!