こんにちは。
東京文京区護国寺の文字校正が得意なデザイン会社、株式会社ユー・エス・エスです。
サステナビリティレポート制作シリーズ(通称:サスレポ)、第27回です。
今回は「文章表現のコツ」について。
特に、読み手にやさしく、誤解を生まない書き方に絞ってご紹介します。
これ、よくある“サスレポあるある”なんです。
でも、ちょっとした工夫でグッと読みやすくなります!
例:
NG:「地域イベントへの参加や環境活動を通じて…」
OK:「当社は、地域イベントへの参加や環境活動を通じて…」
→「誰が」が抜けると読み手に伝わりません。
目安:1文50文字以内+読点は2つまで
例:
NG:「当社は脱炭素社会の実現に向けてさまざまな施策を講じており、その中でも特に重視しているのが…」
OK:「当社は、脱炭素社会の実現に向けて、さまざまな施策を進めています。」
※ 読者層に応じて、必要な箇所だけ日本語説明を加えるようにしましょう。
NG表現(よくある堅い・抽象的な言い回し) | 言い換え例(具体的・わかりやすい表現) |
---|---|
社会課題の解決に資する取り組み | 社会課題を解決するための活動 |
グローバルスタンダードを踏まえた対応 | 国際的な基準に合わせた対応 |
環境配慮型のソリューション提供 | 環境に配慮した提案・仕組みの提供 |
社内資料やIR資料とは違い、サスレポは「社外の幅広い人」に読まれます。
専門性よりも「わかりやすさ」を最優先しましょう。
たとえば…
書き言葉:
「当社は、地域コミュニティとの共生を目指し、持続可能な関係構築に努めております。」
話し言葉にすると:
「当社は、地域の皆さまと長く良い関係を続けていけるよう、さまざまな取り組みを進めています。」
一定のフォーマルさを保ちながらも、柔らかい表現にすることで、親しみやすさと信頼感を保つことができます。
実は、当社は文字校正やリライトを得意としています。
「もうちょっとやわらかく」「難しすぎない言い回しに変えたい」
そんな時はぜひご相談ください!