株式会社ユー・エス・エス/上田写真製版所 ブログ

— サステナビリティレポート

◆第27回|サスレポの「文章表現」これで安心!わかりやすさUPのテクニック

サスレポの「文章表現」これで安心!
サスレポの「文章表現」これで安心!


こんにちは。
東京文京区護国寺の文字校正が得意なデザイン会社、株式会社ユー・エス・エスです。

サステナビリティレポート制作シリーズ(通称:サスレポ)、第27回です。

今回は「文章表現のコツ」について。
特に、読み手にやさしく、誤解を生まない書き方に絞ってご紹介します。

■ こんな悩み、ありませんか?

  • 「専門用語が多くて伝わらないと言われた…」
  • 「事業の良さをアピールしたいのに、読み飛ばされてしまう…」
  • 「文章を書いても、なんだか“社内向け”っぽくて堅い…」

これ、よくある“サスレポあるある”なんです。
でも、ちょっとした工夫でグッと読みやすくなります!

■ 書き方の基本ルール

✅ 主語と述語はセットで

例:
NG:「地域イベントへの参加や環境活動を通じて…」
OK:「当社は、地域イベントへの参加や環境活動を通じて…」

「誰が」が抜けると読み手に伝わりません。

✅ 一文は短く、読点(、)を適度に

目安:1文50文字以内+読点は2つまで

例:
NG:「当社は脱炭素社会の実現に向けてさまざまな施策を講じており、その中でも特に重視しているのが…」
OK:「当社は、脱炭素社会の実現に向けて、さまざまな施策を進めています。」

✅ カタカナ語・専門語はわかりやすい説明を

  • ESG → 初出時は「環境・社会・ガバナンス(ESG)」と記載し、以降は「ESG」と表記
  • ステークホルダー → 「初出時に「ステークホルダー(関係者)」などと説明し、以降は「ステークホルダー」と表記

※ 読者層に応じて、必要な箇所だけ日本語説明を加えるようにしましょう。

■ よくあるNG表現 → こう言い換えよう

NG表現(よくある堅い・抽象的な言い回し)言い換え例(具体的・わかりやすい表現)
社会課題の解決に資する取り組み      社会課題を解決するための活動
グローバルスタンダードを踏まえた対応国際的な基準に合わせた対応
環境配慮型のソリューション提供環境に配慮した提案・仕組みの提供

■ 迷ったら、わかりやすい言葉に言い換える

社内資料やIR資料とは違い、サスレポは「社外の幅広い人」に読まれます。
専門性よりも「わかりやすさ」を最優先しましょう。

たとえば…

書き言葉:
「当社は、地域コミュニティとの共生を目指し、持続可能な関係構築に努めております。」

話し言葉にすると:
「当社は、地域の皆さまと長く良い関係を続けていけるよう、さまざまな取り組みを進めています。」

一定のフォーマルさを保ちながらも、柔らかい表現にすることで、親しみやすさと信頼感を保つことができます。

✍️まとめ

  • サスレポの文章は、読み手の視点でやさしく!
  • 一文を短く・主語述語をはっきりと
  • カタカナ語や堅い表現はなるべく避けよう

■ 表現に迷ったら?校正のプロに相談を!

実は、当社は文字校正やリライトを得意としています。
「もうちょっとやわらかく」「難しすぎない言い回しに変えたい」
そんな時はぜひご相談ください!

pagetop