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— サステナビリティレポート

◆第23回|読ませる“見出し”のコツ!サスレポで使えるタイトル設計法

読ませる“見出し”のコツ!サスレポで使えるタイトル設計法
読ませる“見出し”のコツ!サスレポで使えるタイトル設計法


こんにちは。
東京文京区護国寺の文字校正が得意なデザイン会社、株式会社ユー・エス・エスです。

サステナビリティレポート(サスレポ)制作シリーズ、第23回です。

今回は「見出し(タイトル)」の作り方がテーマです。
実は、見出しの良し悪しで読まれるかどうかが決まるといっても過言ではありません。
せっかく中身を丁寧に作っても、読み手に届かなければ意味がないのです。

■ 見出しが重要な理由

サスレポは、情報量がとても多い資料。
読み手は、全部をじっくり読むというより、見出しだけを流し見して内容をつかもうとします

だからこそ──

✅ 読者の興味を引く
✅ 内容がひと目で伝わる
✅ レポートの構成を整理する

という効果のある見出しが重要なのです。

■ よくあるNG見出しの例

NG見出し問題点
「活動紹介」内容があいまいで印象に残らない
「取り組みについて」どんな取り組みかが不明確
「〇〇を実施」読者目線のメリットが伝わってこない

■ 伝わる見出しの工夫ポイント

① 主語と目的をはっきりさせる

×「社内制度」
◎「社員が安心して働ける、育児と両立しやすい社内制度の整備」

② “読み手”目線のベネフィットを加える

×「エネルギー削減」
◎「地域にもやさしい、エネルギー削減への挑戦」

③ 数字や具体性で信頼性をアップ

×「多様性の推進」
◎「女性管理職比率30%へ、多様性の推進計画」

■ サスレポでよく使う“型”を紹介

初心者でも使いやすい型をいくつかご紹介します。

見出しの型例文
取り組み+目的プラスチック削減への取り組みで海洋保全に貢献
主語+実績+背景女性役職者が25%に。働きやすい職場づくりの成果
施策+ターゲット+ベネフィット地域住民とともに防災ネットワークを築き、災害時の迅速な避難を実現

■ 編集目線のチェックポイント

✅ 読者はこの見出しだけで内容を理解できる?
✅ 社外の人にとっても意味が通じる?
✅ 同じ言葉の繰り返しが多くない?
✅ 複数ページの見出しに一貫性がある?

見出しは“目次”にも“ページタイトル”にもなります。だからこそ、一貫性とわかりやすさが命です。

▶まとめ

  • サスレポでは「見出し=第一印象」
  • ベネフィットや目的が伝わる言葉選びがカギ
  • 文章が苦手な人こそ、型を活用して!

📩見出しの添削や再構成も承ります

当社では、読みやすく伝わるサスレポづくりをお手伝いしています。
「この見出しで伝わる?」「もっと興味を引く言い方って?」といった文章まわりのお悩みもお気軽にご相談ください!

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