株式会社ユー・エス・エス/上田写真製版所 ブログ

— サステナビリティレポート

◆第13回|読みたくなる!サスレポの“見せ方”工夫術 レイアウトとデザインで、伝わる・読まれるレポートへ

読みたくなる!サスレポの“見せ方”工夫術 レイアウトとデザインで、伝わる・読まれるレポートへ
読みたくなる!サスレポの“見せ方”工夫術


こんにちは。
東京文京区護国寺の文字校正が得意なデザイン会社、株式会社ユー・エス・エスです。

サスレポ(サステナビリティレポート)シリーズ第13回です。
今回は「どんなに内容がよくても、読まれなければ意味がない!」という視点から、“読みたくなるレポート”を目指すデザイン・レイアウトの工夫についてご紹介します。

■ サスレポ、実は「読む気にならない」が多い!?

せっかく時間とコストをかけて作っても、

  • 文字がぎっしり…
  • どこに何が書いてあるのか分からない…
  • 色が地味で見る気がしない…

という理由で、読まれないレポートになってしまうことも。

■ 読まれるサスレポの3つのポイント

① 章立て・ナビゲーションをわかりやすく

章のはじめに「見出し+要約+ナビゲーション」を入れると、全体像がつかみやすくなります。

例:第2章|脱炭素への取り組み

  • 取り組み① 電力使用量の削減
  • 取り組み② 車両のハイブリッド化
  • 取り組み③ 社員向け省エネ研修

→ 章全体を俯瞰できて、流し読みしやすくなります。

② 図解やアイコンを積極的に

  • 複雑な工程やフロー → 矢印やイラストで見せる
  • 数値の比較 → 棒グラフや円グラフで見せる
  • キーワード → アイコン化すると目を引く

📌グラフや図は、「なんとなく理解」→「納得」に変える力があります。

③ 余白とカラーで“読む気”を演出

  • 行間をしっかりとる
  • 色は3~4色までに抑える(コーポレートカラー+補色)
  • 表紙や章扉には大きめの写真やキャッチコピーを配置

→ “ページをめくる”こと自体が気持ちよくなると、読了率が上がります。

■ 実例|ちょっとした工夫でここまで変わる!

Before(改善前)After(改善後)
黒文字+箇条書きだけのページタイトル付きのカラーボックスで分類
文字が詰まりすぎて読みにくい余白を使ってスッキリレイアウト
PDFに直打ちで、ページ構成が曖昧台割(ページ構成)を元に設計

■ 社内向けにも効果アリ

「サスレポって誰に読ませるの?」と聞かれがちですが、実は“社員”が一番の読者になることも。

  • 採用パンフとして配布する
  • 営業用の信頼性資料に使う
  • 全社方針の浸透に活用する

📌だからこそ、「見てわかる」「読んで腑に落ちる」作りが大切です!

▶ まとめ

  • 情報が多くても、“見せ方”次第で伝わり方が変わる
  • 図・色・余白などで読みやすさを演出しよう
  • 社内にも社外にも「読みたくなる」サスレポを!

▶ 次回予告

第14回は「そろそろ作る?自社のサスレポ、最初の一歩」
実際に着手する場合の準備や進め方をお伝えします!

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