株式会社ユー・エス・エス/上田写真製版所 ブログ

— サステナビリティレポート

◆第9回|「ガバナンス」ってなに? サスレポに書く“企業の姿勢”をやさしく整理!

ガバナンス」ってなに? サスレポに書く“企業の姿勢”をやさしく整理!
ガバナンス」ってなに? サスレポに書く“企業の姿勢”をやさしく整理!


こんにちは。
東京文京区護国寺の文字校正が得意なデザイン会社、株式会社ユー・エス・エスです。

サスレポ(サステナビリティレポート)シリーズ第9回です。
今回のテーマは、タイトルにもあるとおり「ガバナンス」。
なんだか難しそうに聞こえますが、実はとっても身近な話なんです。

■ 「ガバナンス」とは、企業でいうと何を指す?

「ガバナンス(Governance)」とは、組織の運営ルールや仕組みのこと。
サステナビリティの文脈では、特に次のような内容を指します。

  • 誰が責任をもって管理しているか(経営層の関与)
  • 不祥事を防ぐ仕組み(内部統制・コンプライアンス)
  • サステナビリティ課題に対する意思決定の体制
  • リスクの発見と対応の仕組み

つまり、「会社として、サステナビリティを本気で考えているか?」という姿勢が問われる項目です。

■ なぜ“ガバナンス”が必要なの?

たとえば…

  • 経営層が無関心だと、サスレポはただの飾りになってしまう
  • 現場任せにすると、取り組みが継続しない
  • トラブルが起きた時、「体制はどうなってるの?」と問われる

だからこそ、「ちゃんと考えてます」だけでなく「こうやって管理しています」という仕組みやルールを示すことが大切なのです。

■ サスレポに書くときのチェックポイント

チェック項目書くべき内容例
サステナビリティの最高責任者は誰か?社長が担当役員を兼務/専門委員会を設置など
推進体制はどうなっているか?全社横断チーム/定期的な報告体制/各部門の代表を配置など
リスクと機会をどう捉えているか?気候変動リスク/地域との連携による新ビジネスなど
課題はどうやって見つけるか?社内アンケート/外部アドバイザー/定期的なレビューなど

■ よくある言い換え・表現の工夫

難しい表現(避けたい)わかりやすい言い換え例
統治体制サステナビリティの推進体制
コンプライアンス法令やルールを守る仕組み
リスクマネジメントトラブルを未然に防ぐ仕組み
意思決定プロセス誰が、どんなふうに決めているかの流れ

💡「伝えるためのレポート」なので、わかりやすい表現”に変える工夫も必要です!

■ 最初は小さな仕組みからでOK

大企業のような大がかりな体制を最初から作る必要はありません。
たとえば…

  • 月1回、社長・総務・営業で集まってサステナビリティを話し合う
  • 「誰が何をやるか」の表を作って役割分担する
  • 議事録を残して、定期的に振り返る

▶ まとめ

  • ガバナンス=サステナビリティへの向き合い方や管理体制のこと
  • 経営層の関与、リスク管理、体制の仕組みを示すのがポイント
  • 最初は小さくてもOK。「やっていることをきちんと伝える」意識が大切!

▶ 次回予告

次回(第10回)は、サスレポとSDGsの関係について。
あの17色のカラフルなアイコンをどうやって活かせばいいのか、解説します。

📩 ご相談ください

「これってうちにも関係あるのかな?」という段階のご相談も大歓迎です。

サステナビリティを“どう見せるか”は、制作会社の得意分野。
社内向けの説明資料づくりからでも、ご相談いただけます。
お気軽にお問い合わせください!

pagetop