こんにちは。
東京文京区護国寺の文字校正が得意なデザイン会社、株式会社ユー・エス・エスです。
第3回では、「上場していない企業でも、なぜサステナビリティレポートが必要なのか?」をご紹介しました。
今回は、「じゃあ実際、どうやって作ればいいの?」という声にお応えして、
“台割(だいわり)”から始めるサステナビリティレポートの作り方を解説します。
「台割(だいわり)」とは、ページごとの“設計図”のことです。
どのページに、どんな内容を載せるかを一覧にしたものです。
雑誌や会社案内などの制作でも使われる基本中の基本で、
サステナビリティレポートも、まずは台割から始めることで、全体像がつかみやすくなります。
いきなり本文を書き始めようとすると、
といった悩みが出てきます。
台割を先に作れば、こういった混乱を防ぎ、最初から“完成までの道筋”が見えるようになります。
たとえば、次のような構成です:
ページ | 内容例 |
---|---|
P.1 | 表紙・経営理念 |
P.2 | 会社紹介・沿革 |
P.3 | 主な事業内容・強み |
P.4 | 環境への取り組み(省エネ等) |
P.5 | 社会への取り組み(地域貢献等) |
P.6 | 働き方・人材育成 |
P.7 | ガバナンス・コンプライアンス |
P.8 | まとめ・今後の目標 |
このように台割をつくると、関係部署へのヒアリングもスムーズになりますし、
社内での承認プロセスもぐっと進めやすくなります。
※今回ご紹介したのは一例です。実際の構成は業種やページ数によって異なります。
次回以降の記事で、より詳しいページごとの構成ポイントや書き方も紹介していきます!
台割は特別なソフトはいりません。
最初は 手書きでも Excel でも Word でもOKです。
とにかく「全体の流れを見える化」することが大事です。
いきなり完璧な構成を目指さなくて大丈夫。
台割を作ったら、まずは「ここにはこれを書けそう」と思う情報を書き込んでみてください。
たとえば、
こうして、あるものを“棚卸し”する感覚で進めると、無理なく進められます。
次回は、台割を元にどうやって各ページを作っていくか?
特に、最初に書きやすい「環境への取り組み」や「働き方・人権」のページづくりを紹介します!