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— サステナビリティレポート

◆第4回|サステナビリティレポート、どう作る?~最初の一歩「台割(だいわり)」ってなに?~

サステナビリティレポート、どう作る?~最初の一歩「台割(だいわり)」ってなに?~
サステナビリティレポート、どう作る?~最初の一歩「台割(だいわり)」ってなに?~


こんにちは。
東京文京区護国寺の文字校正が得意なデザイン会社、株式会社ユー・エス・エスです。

第3回では、「上場していない企業でも、なぜサステナビリティレポートが必要なのか?」をご紹介しました。

今回は、「じゃあ実際、どうやって作ればいいの?」という声にお応えして、
“台割(だいわり)”から始めるサステナビリティレポートの作り方を解説します。

■ 台割(だいわり)って何?

「台割(だいわり)」とは、ページごとの“設計図”のことです。
どのページに、どんな内容を載せるかを一覧にしたものです。

雑誌や会社案内などの制作でも使われる基本中の基本で、
サステナビリティレポートも、まずは台割から始めることで、全体像がつかみやすくなります。

■ なぜ“台割”から始めるの?

いきなり本文を書き始めようとすると、

  • 「どこから書けばいいかわからない…」
  • 「あれもこれも載せたい…でもページ数が足りない」
  • 「社内の情報がバラバラで整理できない」

といった悩みが出てきます。
台割を先に作れば、こういった混乱を防ぎ、最初から“完成までの道筋”が見えるようになります。

■ 台割の簡単な例(8ページ構成)

たとえば、次のような構成です:

ページ内容例
P.1表紙・経営理念
P.2会社紹介・沿革
P.3主な事業内容・強み
P.4環境への取り組み(省エネ等)
P.5社会への取り組み(地域貢献等)
P.6働き方・人材育成
P.7ガバナンス・コンプライアンス
P.8まとめ・今後の目標



このように台割をつくると、関係部署へのヒアリングもスムーズになりますし、
社内での承認プロセスもぐっと進めやすくなります。

※今回ご紹介したのは一例です。実際の構成は業種やページ数によって異なります。
次回以降の記事で、より詳しいページごとの構成ポイントや書き方も紹介していきます!

■ 手書きでも、ExcelでもOK!

台割は特別なソフトはいりません。
最初は 手書きでも Excel でも Word でもOKです。
とにかく「全体の流れを見える化」することが大事です。

■ 最初は“今ある情報”を埋めるだけでいい

いきなり完璧な構成を目指さなくて大丈夫。
台割を作ったら、まずは「ここにはこれを書けそう」と思う情報を書き込んでみてください。
たとえば、

  • P.4「環境への取り組み」→ LED導入、電気使用量の削減実績
  • P.6「人材育成」→ 新人研修や女性リーダー研修の実施状況

こうして、あるものを“棚卸し”する感覚で進めると、無理なく進められます。

▶ まとめ

  • サステナレポートは、まず「台割(だいわり)」から始める
  • 台割=ページ構成表、レポートの設計図
  • 手書きでもExcelでもOK、とにかく“見える化”がカギ
  • 内容が足りなくても大丈夫、まずは埋められるところから!

▶ 次回予告

次回は、台割を元にどうやって各ページを作っていくか?
特に、最初に書きやすい「環境への取り組み」や「働き方・人権」のページづくりを紹介します!

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