こんにちは。
東京文京区護国寺の文字校正が得意なデザイン会社、株式会社ユー・エス・エスです。
これまでの記事では、サステナビリティレポート(サスレポ)の基本と、CSRとの違いをお伝えしてきました。
第3回は、「うちは上場していないから、サステナビリティレポートは関係ない」と思っている方に向けてのお話です。
「うちは上場していないから、有価証券報告書も出してないし…」
「サスレポなんて、大企業の話でしょ?」
——実は、そうとも限りません。
今、サステナビリティレポートを求めているのは、投資家だけではありません。
さまざまなステークホルダーが「この会社って、どんな考えで動いているのだろう?」と注目しています。
その“答え”として出せるのが、サステナビリティレポート(サスレポ)です。
最近では、大手企業が仕入先や外注先に対して
「環境や人権にちゃんと配慮していますか?」
と確認する動きが増えています。
これはグリーン調達や人的資本開示の流れに関係していて、
大企業が「自分たちの取引先まで含めてESG対応しています」と説明できるようにするためです。
つまりあなたの会社も、「間接的にサステナ対応を求められる立場」になってきているのです。
もうひとつ見逃せないのが採用活動です。
特に若い世代(Z世代)は、「会社の雰囲気」や「社会的な姿勢」を重視する傾向が強くなっています。
こういった質問に、言葉だけでなく「レポートや実績で示す」ことができれば、企業への信頼度がグッと上がります。実際に、当社のお客様のなかでも「リクルートパンフレットの別冊版」という認識でサスレポを制作されるケースが増えています。
サステナビリティレポートは、単なるかっこいいパンフレットではありません。
キレイに見せることが目的ではなく、会社としての「考え方」と「行動」を整理し、誰もが見える形で示すことが重要です。
内容は難しくなくて大丈夫。
これを「整理して書く」だけで、会社の信用は確実に高まります。
上場企業は、有価証券報告書やTCFDなどで「開示しなければいけません」が、
未上場企業の場合は、「自ら情報を発信している=信頼できる、しっかりしている」という印象を持たれやすくなります。
こうした評価につながるきっかけになります。
次回は、サステナレポートってどう作るの?最初の一歩は「台割」から!という話に進みます。
「台割って何?」「どう考えるの?」という方にも、やさしく解説します!
この記事が「うちも、まず書いてみようかな」と思うきっかけになればうれしいです。