こんにちは。
東京・護国寺の文字校正が得意なデザイン会社、株式会社ユー・エス・エスです。
5月といえば、新緑がまぶしく、心地よい季節のはじまり。
そんな5月のスタートである「5月1日」が、実は“とある花の日”だということをご存じでしょうか?
その花の名前は――鈴蘭(すずらん)。
本記事では、「鈴蘭の日」の由来や、花言葉、ちょっと意外な特徴まで、さまざまな豆知識をお届けします。季節を感じる雑学として、日々の話題づくりにぜひどうぞ。
「鈴蘭の日(Jour du muguet)」は、毎年5月1日に祝われるフランス発祥の習慣です。16世紀のフランス国王・シャルル9世が、5月1日に贈られた鈴蘭の花束を大変喜び、翌年から毎年、宮廷の女性に鈴蘭を贈るようになった――という逸話がはじまりといわれています。
それ以来、5月1日は「大切な人に鈴蘭を贈る日」として定着。フランスでは今でもこの日になると、街角に鈴蘭の花を並べた露店がずらりと並びます。
贈る相手に決まりはなく、恋人や友人、家族、同僚など、“大切に思う人”であれば誰でもOK。この日に鈴蘭をもらうと「幸せが訪れる」とも言われており、気持ちを伝えるためのシンボルのような存在です。
日本語で「鈴蘭」、英語で「Lily of the Valley」、フランス語では「Muguet(ミュゲ)」と呼ばれるこの花には、いくつもの花言葉があります。
こうした言葉の背景には、ひとつひとつの花が下を向いて控えめに咲く姿や、春の訪れを知らせる繊細な印象が影響しています。花の姿だけでなく、意味まで美しいというのも、鈴蘭が長く愛される理由のひとつです。
実は、札幌市では「鈴蘭」が市の花として指定されています。
日本でも鈴蘭は、清楚で上品なイメージから、ブライダルブーケや母の日ギフトにも人気です。
日本に自生する鈴蘭は「日本スズラン(Convallaria keiskei)」と呼ばれ、西洋種よりも葉が小さく、花が下向きに咲くのが特徴。春から初夏にかけて、野山や高原でそっと咲いている姿に出会うこともあります。また、5月中旬には北海道で「すずらん観賞会」が開かれる地域もあるほど、日本人にも馴染みのある植物です。
可憐な姿に反して、スズランには全草(花・葉・根)に毒があることをご存じでしょうか?含まれるのは「コンバラトキシン」などの有毒成分。摂取すると、嘔吐や腹痛、不整脈などを引き起こす恐れがあります。
もちろん、観賞用として飾る分にはまったく問題ありません。
ただし、小さなお子さんやペットのいる環境では、飾る場所に注意しましょう。
こうした“意外なギャップ”も、雑学として覚えておくと、話のタネになりますね。
鈴蘭はフランスだけでなく、さまざまな国で“幸運”や“春”を象徴する存在として登場します。
「国を超えて“幸せの象徴”とされている」――という事実も、心が温かくなるポイントですね。
「鈴蘭(すずらん)」という漢字は、“鈴”のような形の花が“蘭”のように咲く”ことに由来しています。実際には音は鳴らないものの、その姿から“そっと鳴り響く幸福の音”を連想する人もいるそうです。
ちなみに、英語名「Lily of the Valley」は“谷間のユリ”。
細い茎に沿って並んだ小さな白い花が、まるで谷間にひっそりと咲くユリのようだから、という意味です。
名前一つをとっても、それぞれの言語で異なるイメージがあり、文化の違いも垣間見えますね。
鈴蘭は、贈り物としても飾りとしても、とても使いやすい花です。
以下のようなシーンでも、取り入れると素敵な演出になります。
手に入りにくい場合でも、写真やイラストで“鈴蘭のある世界”を演出するだけで、爽やかな印象を演出できます。
「鈴蘭の日」を知っている人は、実はまだそれほど多くありません。
だからこそ、 “あ、そんな日があるんだ” いう驚きや共感は、読者の心にしっかりと届きます。
当社では、こうした季節の話題や豆知識を活かした企画・取材・デザインを多数手がけております。
「こんな小さな話題から、広報誌1/2ページ作れないかな…」という段階でも構いません。“読まれる紙面づくり”を一緒に考え、形にいたします。
ぜひ、お気軽にご相談ください。
📩【お問い合わせはこちら】
https://www.uss-ueda.co.jp/