新年度の慌ただしさも落ち着いて、新緑がまぶしい5月。
この季節、カレンダーに目を向けてみると、意外と知られていない「暦のヒミツ」が隠されています。
現代のカレンダーでは「5月」と表記されますが、かつては「皐月(さつき)」と呼ばれていました。
「皐月」は「早苗月(さなえづき)」が語源ともいわれ、田植えの時期を意味します。
農作業の節目を示す重要な言葉であり、古くから日本人の生活と深く結びついてきました。
日本の季節感をより細かく表す「二十四節気(にじゅうしせっき)」。
5月には以下の節気が訪れます。
唱歌『夏の思い出』にも登場する水芭蕉(みずばしょう)は、5月下旬〜6月上旬が見頃。
尾瀬の湿原には、白い花が一面に咲き誇り、初夏の絶景が広がります。
残雪が残る中で咲く水芭蕉やワタスゲなどの花々は、初夏の尾瀬ハイキングで人気です。
気温と湿度が上がるこの時期は、体調管理と夏へ向けた住まいの準備が大切ですね。
✅ 水分補給と換気で熱中症対策を
✅ 新じゃが、新玉ねぎ、そら豆など旬の食材で栄養補給
✅ 寝具や衣類の衣替え、カビ対策も意識して
カレンダーを通じて季節の移ろいを知ることで、日々の暮らしにも自然のリズムを取り入れることができます。
忙しい毎日の中でも、ふと暦に目を向けて、季節を感じてみませんか?