こんにちは。
東京文京区護国寺の文字校正が得意なデザイン会社、株式会社ユー・エス・エスです。
「初めて社内報の担当になったけれど、全体の流れがわからなくて不安…」という方へ。
このシリーズでは、社内報づくりの基本をQ&A形式でやさしくご紹介しています。今回は第4回です。
社内報はどんなステップで完成するの?
Q. 社内報を発行するには、どんな順番で作業を進めればよいですか?工程が多そうで不安です。
A. はい、実際、社内報が完成するまでには多くのステップがあり、社内外の方との調整も必要になります。でも、流れが頭に入っていれば、落ち着いて進められるようになります。
まずは大まかなステップを把握して、自分が今どこにいるかを意識することから始めましょう。
社内報づくりの主な工程(全体の流れ)
- 企画立案
発行の目的や予算、編集の方針を決めたら、どんな企画を載せるかを考え、編集会議や関係者に提案します。 - 編集会議
チームや関係部署で企画案を出し合い、「特集テーマ」や「連載企画」の方向性を決めます。年間スケジュールを立てておくと効率的に進められます。 - 台割(ページ割り)・ラフ作成
紙面の構成を考え、何ページにどんな内容を配置するかを決める「台割り」を作成し、ラフ(予想図)を書いて全体の流れをイメージします。 - 情報収集
必要に応じて取材や撮影を行い、素材(写真・インタビュー等)を集めます。 - 原稿依頼
他部署のスタッフや外部ライターに原稿執筆を依頼します。 - 編集
素材や原稿をもとに仮レイアウトを作り、全体の構成が見える形にします。 - 入稿
仮レイアウトや原稿、素材をデザイナーへ渡して、紙面制作を依頼します。 - 初校(最初の確認)
デザイナーが作成した版下(ゲラ)を受け取り、文字・写真のチェックや、取材者への確認を行います。 - 再校(修正と確認)
デザイナーと記事内容やデザインを確認しながら調整を進め、より完成度を高めます。 - 校了(最終確認)
すべての修正点が反映されているか、最後にしっかり確認します。 - 印刷・製本
印刷会社にデータを渡し、紙の社内報が形になります。 - 完成・配布
いよいよ完成品を社内に配布します。 - 読後の反応調査
アンケートなどで、読者からの感想や反応を収集し、次回の改善につなげます。
初心者の方は、この工程の多さに戸惑われるかもしれません。しかし「今これをやっている」「次はこれ」という把握があると、余裕を持って進められるようになります。例えば、「原稿がまだ届いていなくて少し待ってほしい…」という連絡にも、落ち着いて対応できるようになるはずです。
社内報担当者は、まるで“船の舵取り”をするディレクターのような役割。指示を待つのではなく、自ら流れを意識して進めていく姿勢が大切です。
★POINT
社内報づくりはチームワークが命。工程を全体で共有し、役割分担して進めましょう。
「企画のアイデアがまとまらない」「もっと読みたくなる紙面にしたい」──そんなお悩みも、株式会社ユー・エス・エスにご相談ください。私たちは護国寺を拠点に、社内報づくりをトータルでサポートする会社として、デザインはもちろん、文字校正までしっかりとお手伝いします。