コミュニケーションツールの重要性について(老人ホーム、ケアハウス編)

 

コミュニケーション誌を充実させ他社との差別化を

国内の高齢者人口は右肩上がりであり、2020年の総務省統計局の調べでは、65才以上の人口は3617万人と、前年(3587万人)に比べ30万人増加し、過去最多となっています。総人口に占める割合は何と28.7%。約3割が高齢者という時代に突入しました。

 

(高齢者施設の増加とともに)老人ホームやケアハウスなど福祉事業社の数も年々増えてきています。利用者の獲得や施設運営上、他社との差別化は重要です

施設の利便性だけでなく、職員の対応、またコミュニティーの快適性は施設を選ぶ重要な選択基準となります。中でもコミュニケーションの活性化は重要で、サービスの質と同等に様々な情報発信が求められます。その手段のひとつとして、会報誌が存在します。

 


 

【会報誌の役割】

施設の最新情報や職員情報、イベントやそこに集う人がどんな人集うのかなどを発信することによって、施設利用者の楽しみにもなりますし、そのご家族の満足度にも繋がります。折角作った会報誌も読んでいただけなければ意味がありません。では、どんな会報誌が望まれているのでしょうか?

例を挙げてみましょう

今月の行事、新入職員紹介、施設内アップデート➩施設関連情報

健康コラム、予防体操、認知症予防ゲーム➩お役立ち情報

施設内サークルの記事、お誕生日、趣味紹介、俳句、川柳、短歌コーナー、あの頃の私➩親睦、コミュニケーションなど

 

 施設の理念や風土によって、様々な企画が考えられると思いますが、読者に会報誌の意図が伝わる読み易い内容になっているか、また興味を引くコンテンツがふくまれているかを念頭に、企画を立てていくと良いでしょう。企画内容が定まったら、次に制作上のポイントをお伝えします。

 

 

 

 

制作上のポイント

ポイント①

文字が大きく読み易く作られているか

楽しい記事でも文字が小さくて読みにくいと、老眼の方は読むことを諦めてしまうと言われています。よく伝えたいことが沢山あり、文字がぎっしりと詰まった会報誌を目にしますが、読んでいただけなければ本末転倒な会報誌となってしまいます。

 

ポイント②

写真やイラスト、図解などを用い、メリハリのある紙面になっているか

文字だけの紙面は読んでいても辛いものです。パッと見で楽しそうな、人を引き付ける紙面には写真やイラストなどで読者を惹きつけ、図解などでより理解を深めてもらえる効果が出てきます。

 

ポイント③

判型サイズの選択は適切か

文字が多く、写真やイラストを入れていくと、紙面情報量も多くなります。Webであれば無限にページを広げていけますが、紙面の場合はそうはいきません。それを解決するには、判型サイズを大きくすることもひとつですが、読者の状況に応じて適切な紙面サイズ(扱いやすさ)を選択する必要があるでしょう。

 

ポイント④

興味を引く企画記事・リード文やキャッチコピーになっているか

中刷り広告の見出しのつけ方で、雑誌の売上げが大きく違ったそうです。今でいえばYouTubeのタイトルもそうでしょうか。興味を引く企画と、真っ先に目に飛び込んでくる文字はとても大切です。

 

 

 

 

ポイントを踏まえた改善方法

ポイント①について

文字のサイズを大きくすれば、読み易くはなりますが印刷物の場合は、紙面が限られているので、そう上手くはいかないことも多いでしょう。その場合は、文章を的確に短くするリライト作業と読み易い文字であるUDフォントを使うことで、各段に読み易い記事になります。

株式会社ユー・エス・エスではデザインだけでなく、リライトを含む編集作業や専任の文字校正スタッフもおりますので、ご相談ください。

 

ポイント②について

写真やイラストが無い記事もあるかと思います。また図表も手間で作れないこともあるかと思います。写真やイラストはネットでフリー素材を検索すると沢山素材が出てくるかと思います。ただし、著作権の但し書きをよく読まないとトラブルの素となるので、気をつける必要があります。

株式会社ユー・エス・エスでは豊富な写真やイラストのストックがありますので、是非ご相談ください。また図表なども当社デザイナーで制作することも可能です。

 

ポイント③について

判型には様々なサイズがあります。A4、B5サイズだけでなくタブロイド版のようなサイズもあり、記事内容や読者の環境に合わせて選定をしていくことが望ましいでしょう。ここは判断の難しいところでもあるので、制作デザインのプロの目で一度判断をしてもらうといいでしょう。

 

ポイント④について

企画記事は、読者対象者にアンケートを取るのが一番良いかと思います。ただ、アンケートがなかなか集まらないこともあるかと思います。人気の企画記事でもマンネリに悩むこともあるかもしれませんね。

 

 

(株)ユー・エス・エスではこれまでに様々な会報誌や社内報制作のお手伝いをしてきました。これまでの企画のストックなども豊富にありますので、企画記事やマンネリに悩むご相談も承れます。またリライト業務だけでなく、1からのライティングも可能ですので是非、株式会社ユー・エス・エス営業担当までご相談ください。 

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