◆社内報・広報誌の校正は「赤字」だけじゃない ――“鉛筆出し”と校正者の配慮で、伝わる誌面づくりを

こんにちは。 東京・護国寺の文字校正が得意なデザイン会社、株式会社ユー・エス・エスです。
✏️「赤字校正」だけじゃない!社内報・広報誌校正のリアル
校正というと、「誤字脱字や表記の誤りを赤字で直す」作業をイメージする方が多いかもしれません。
もちろん、明らかな間違いを修正するのは校正者の最低限の役割です。 しかし、実際の現場ではそれだけでは
ありません。 「鉛筆出し」と呼ばれる指摘や提案、質問も、社内報の質を高めるために重要な校正作業のひとつです。
💡“鉛筆出し”って何?どんなときに使うの?
鉛筆出し=校正者からの「指摘」「提案」「質問」 執筆者やご担当者様に「ご検討・ご判断」を
お願いするコメントです。
赤字は「必ず直すべき修正」ですが、鉛筆出しは「念のためお伝えしたいこと」「確認してほしいこと」
「選択肢として提案したいこと」など、柔らかいニュアンスを持っています。
執筆者の個性や意図を尊重し、踏み込みすぎないようにする校正者の配慮も込められています。
🖍️こんなときに「鉛筆出し」!
1. 表現や意図の確認が必要なとき
例:
・「この“チャレンジ”という表現、社内用語として定着していますか?
“挑戦”に統一したほうがよいかご検討ください」
・「“新プロジェクト”とありますが、正式名称が決まっていればご確認をお願いします」
2. 読み手の立場から気になる点があるとき
例:
・「この説明、初めて読む方には少し分かりづらいかもしれません。
補足や言い換えをご検討いただけますか?」
・「この略語、初出時に説明を加えたほうが良いかもしれません」
3. 社内ルールや表記統一に関する提案
例:
・「“4月1日”と“4月1日”が混在しています。どちらかに統一する方針でよろしいでしょうか?」
・「“部”と“課”の使い分けが曖昧な箇所があります。最新の組織図でご確認ください」
4. 事実関係や最新情報の確認
例:
・「異動者リストに“山田太郎”さんが記載されていますが、先月の号にも登場していました。
重複していませんか?」
・「イベント日程が昨年のものになっていませんか?念のため最新情報をご確認ください」
5. 誤読や誤解の恐れがある表現への配慮
例:
・「“全社員が参加”とありますが、パート・アルバイトの方も含まれますか?
範囲を明確にしたほうがよいかもしれません」
🗂️鉛筆出しの「採用」はご担当者様の判断
最終判断は社内報ご担当者様(必要に応じて執筆者様確認も)です。 原稿はお客様のもの。
校正者の意見がすべて通るわけではありません。明らかな誤りだけを修正し、他は却下されることもあります。
たとえば… ・独自の方針がある場合 ・社長挨拶などでご本人の表現を優先したい場合
・※引用文は原文そのままが原則
🎯校正者の役割と“鉛筆出し”のバランス
校正者にとって明らかな誤りを正すことは絶対条件ですが、それだけにとどまりません。
「さまざまな視点から原稿を見て、問題点を見つける」ことも重要な役割です。
ただし、
・執筆者の文体や表現を損なわないよう鉛筆出しは必要最小限にとどめるのも校正者の技術です。
📝校正紙が赤字や鉛筆だらけにならないために
事前に方針やルールを関係者で共有することが大切。
ご依頼時に「どんな校正を希望されるか」しっかりヒアリングします。
🤝校正は“伝わる”ためのコミュニケーション
校正は「ミス探し」ではありません。 社内報・広報誌のメッセージが正確に
・気持ちよく伝わるための大切なステップです。
校正者とご担当者様が対話しながら誌面づくりを進めるのが理想です。
🌟まとめ:鉛筆出しを活かして、
もっと伝わる社内報・広報誌に
「赤字」だけでなく「鉛筆出し」や柔軟な提案・確認が より良い社内報をつくるカギ!
校正者の配慮や工夫を活かして、伝わる・読みやすい社内報・広報誌を目指しましょう!
📣ご相談・ご依頼はお気軽に!
社内報・広報誌の校正や編集で「もっと伝わる誌面にしたい」「プロの視点でチェックしてほしい」と
お考えのご担当者様へ。
株式会社ユー・エス・エスは、長年の実績と専門知識を活かし、
社内報はもちろん、広報誌・会報・各種印刷物まで幅広くサポートしています。
- 校正・校閲のプロによる丁寧なチェック
- 読みやすく、伝わるレイアウトやデザインのご提案
- 社内報制作の経験豊富なスタッフが、企画から納品まで一貫対応
「初めてのご依頼」「小さなご相談」も大歓迎です。
お見積もりやご相談は無料ですので、どうぞお気軽にお問い合わせください。