株式会社ユー・エス・エス/上田写真製版所 ブログ

写真

◆デザイナーによる物撮りのコツ

商品写真などをキレイに撮る時は、通常、プロのカメラマンがスタジオで撮影します。
とはいえ、毎回カメラマンやスタジオを手配する予算があるとは限りません。

今回は、そんな場合にデザイナー自身が省スペースで手軽に撮影する方法を紹介してみたいと思います。

通常は自然光が入る窓際などで撮影しますが、室内では光量が足りず手ブレやノイズの原因になったりします。
それを回避するために、カメラ付属のストロボを使いがちですが、それでは光源をコントロールすることができず、商品を立体的に撮影することはできません。

そこで外付けのスピードライトを使用します。カメラとは別の位置に設置できるので、光源の自由度が格段に上がります。
これまで国内カメラメーカーのスピードライトは、デザイナーがちょっと使いするには高価でなかなか手が出ませんでしたが、最近では海外メーカーで手頃なものをネットで購入できるようになったため、プロのカメラマンでなくとも気軽に手に入るようになってきました。

【撮影方法】

まず、テーブルの上に商品を置き、光が当たりすぎないようにするため厚紙などで商品を囲います。
ライトを直接商品に当てると光量が強すぎ白飛びしてしまうので、厚紙に光を反射させて撮影します。
商品全体の写真を使用する場合は、バックペーパーなどで背景を作りますが、今回は商品部分を切り抜いて別写真と合成するため、背景は気にせず撮影します。

缶の立体感を出すために、左手前からと右側面から光を当てます。
厚紙で全体を囲っているので光を柔らかく全体にまわすことができます。

スピードライトを使用すると、光量を十分確保できてレンズを絞れるので、ピントを手前から奥まで合わせたシャープな写真を撮影できます。

今回撮影した写真をもとに合成したのが下の写真です。

今回は白の厚紙を使いましたが、背景の厚紙の色を変えたり、反射させる紙の色を変更したりすると、光をいろいろとコントロールすることができるので、イメージにあった写真を撮影することができます。

色紙にライトを当てると反射光に色がのり変化をつけることができます。

一眼レフやミラーレス一眼をお持ちの方で、スピードライトを使用したことのない方は、購入を検討してみてはいかがでしょうか。撮影でのイメージづくりの幅が広がること間違いなしです。



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