株式会社ユー・エス・エス/上田写真製版所 ブログ

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◆中国語の「簡体字」「繁体字」とその組版について

こんにちは、USS制作部の韓です。

今回も中国語の組版問題についてご紹介します。

中国語の「簡体字」と「繁体字」

中国語には「簡体字」と「繁体字」の2種があり、地域によって使い方が異なります。

簡体字

 使用地域:中国本土、シンガポール、マレーシア

 特徴:昔の漢字から簡略化した文字

 例文:欢迎来到日本。  (訳:日本へようこそ。)

繁体字

 使用地域:台湾、香港、マカオ

 特徴:従来使用されてきた文字。簡体字と比べ圧倒的に画数が多いのが一番の特徴です。

 例文:歡迎來到日本。  (訳:日本へようこそ。)

 

また、「簡体字」と「繁体字」の組版ルールについて大きく異なるところは次の2点です。

①簡体字では、組み方向は「横組み」が主流ですが、繁体字は、「縦組み」と「横組み」どちらも使われます。ここで重要な点として、繁体字は画数が非常に多いため、日本語や簡体字よりも文字サイズを1.2~1.5倍程度大きくすることが望ましいです。

②簡体字の句読点は日本語と同じく左下「、」「。」(横組みの場合)ですが、繁体字は中央に配置します。しかし、最近は繁体字でも日本語と同じ左下(横組みの場合)または右上(縦組みの場合)が多くなりましたが、書体によって違いがあります。

 

一方、「簡体字」と「繁体字」の文字サイズの単位は、「号数」と「ポイント」両方が使われます。

 当社では、一般的な英語だけでなく、中国語にも対応した多言語版の会社案内・パンフレット・社内報・広報誌のデザイン制作を承っております。
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